錦山 753m
2015.11.7(土)
くもり 単独 大洋薬品側より 行動時間:25M
@大洋薬品西12:57→(8M)→A南峰13:05→(8M)→B錦山13:13〜17→(5M)→C下山13:22
@大洋薬品西側。錦山南東麓の鉄塔下から畑に沿って南にスタート。 | 南峰の東尾根末端から入山。 | 途中の鉄塔。 | A南峰。ここは地形図どおりに西から道が上がってきていた。 |
最初の観音菩薩。 | 「六根清浄」信仰の山と理解してくる。 | 二箇所目の観音菩薩。 | 錦山の錦絵。 |
道形はハッキリしている。 | B錦山山頂に到達すると、真正面にこれらが現れちょっと驚く。 | B北からの様子。間違いなく信仰の山。 | 下山は東尾根を下る。下草がなく快適。こちらにも以前は道が在ったよう。 |
鉄塔上に出る。 | C到着。砂利の余地は広い。 |
元服山と鍋山を終え、最後の錦山に行く。
主たる道は西側に存在するようであるが、一本ある西側の道が気になった。その入口がある大洋薬品に車を寄せてゆく。工業団地内は異業種が集まっており、賑わっている企業、閑散としている企業などが見られた。もっとも、土曜日ではあるが・・・。目指す直線道路はすぐに判った。それにしても工場の空調等のモーター音が煩い場所であった。奥に行くと1軒御宅がある。費用負担してもらって移住したのか、別荘のように生活感が無かった。終点地は広く、気にせず停められるのが良かった。
破線路は谷部を上がっているようだが、現地でそれが良く判らなかった。見える鉄塔の先に続く道が在れば最良だが、見えるのは鉄塔までの階段までであった。荒れた畑に沿うように南に進んで行く。あぜ道といった感じだが、軽トラくらいなら通れる道幅があり、傍らに作業小屋も点在していた。
南に行くと、南峰の東尾根が降りて来ており、これを上がる事にした。ここまでの経路、なにか思慮があって行動していたわけでもなく、動物的勘で動いていただけだった。尾根は伝いやすく、登って行くと途中には先ほどとは別の送電線鉄塔が立っていた。そのすぐ上が南峰で、西からの道が合流した。目指すピークは右に見えており、その間にあるコルへルートに乗って降りて行く。
コルのところには、観音菩薩が並ぶ。表情を楽しみつつ目礼しながら通過して行く。登りに入り大きな石碑が現れる。遠くからも判読できる大きさの四文字で「六根清浄」と彫られていた。当然ここからは唱えながら登って行く。すると再び先ほどと同じ仕様の観音菩薩が並ぶ場所があった。これほどまでに密な信仰の場所とは・・・と思うのだった。登山道と言うよりは、信仰の為の参道を登って行く。錦山の紅葉の錦絵も少しばかりか見ることが出来た。
山頂が賑やかしい。厳かなと言いたいところだが、やや偏りすぎているような重い空気を感じる場所であった。それには狭い場所にいろいろ在り過ぎるのが原因なのだが、人工物が山頂大地の半分ほどを埋める。でも真剣に信心している人には重要な場所となろう。
下山は、往路を戻ってはつまらないので、東側の尾根を伝ってみる。樹木こそ茂るが下草が無く歩き易い尾根筋であった。途中からやや南東に尾根が曲り、自然な感じで進んで行ける。下側で道形のような掘れた筋が現れる。道が在っても間違いでないだろう。
鉄塔上に飛び出し視界が開けた。往路もここを登れば速かったか・・・。でもそれでは観音菩薩に挨拶が出来なかったし、六根清浄の碑も見なかっただろう。寄り道は多い方がいいし、たくさん歩いた方が得るものが多い。
コンクリートの階段を伝い車に戻る。
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