大尾根     1478.3m  
            

 
   2015.11.7(土)    


   くもり   単独   乗鞍高原遊歩道途中より   行動時間:9M 

                 


@大尾根南三叉路駐車10:05→(6M)→A大尾根10:11〜12→(2M)→B三叉路10:14


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右に見える緑の標識に「ここより駄吉」とある。左に折れる。(帰りに撮影) 乗鞍高原遊歩道に入って行く。 入ってすぐに岐阜大学の注意書きがある。近くのピークに櫓のような構造物が在った。 @地形図に見える大尾根南の三叉路。ここしか駐車余地が無い。経路はかなり落ち葉が多く、泥濘地形、落石もある。
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東に実線路を辿って林道の一番標高の高い場所から西に入る。 A大尾根山頂。北側は植樹帯。 A二等点 A北の展望。
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A南の様子。下山はここを下る。 B三叉路に戻る。




 矢名瀬のエバタ山を終え、北に山を越えて谷を一つ変え生井川沿いに移動する。

 大尾根は何度もグーグルアースで空から眺めた。まずはスキー場より西1.5kmほど手前の実線路が使いたいと思い、ここではストリートビューで探ったが、いっこうに入り口は確認できない。ここがだめなら付近の実線路は全滅なのではないかと思い見ると、真上からだと1351高点以北には道形が見える。となると、その1351へ東の林道から破線路を伝えば最短になりそう。こんな事をしながら文明の利器で探っていたが、机上では何とも言えない場所が多く、ここは長く歩く事をも覚悟した。

 
 生井川に沿うようにして462号を国立青年の家に向かって行く。スキー場1,5km付近には、よく見たが分岐する道は無かった。そのままスキー場へと進み、道なりに青年の家側に進んで行く。ここでは地形図どおりの場所に枝道が分岐していた。先ほどは見えてこなかったが、こちらには実線路の場所に道が見える。不思議でならなかった。気持ちが1351高点に近い場所まで林道を入ってしまおうと思っていたので、二重線の枝道の場所まで進み左折する。ここの東側には乗鞍高原遊歩道の看板が出ていた。伝って行く道がそれらしい。分岐して200m弱で、「これより駄吉」と書かれた緑の看板が見え、ここから西に枝道が入っていた。ここにも乗鞍高原遊歩道の案内看板があった。1351に近接した場所はこの後でいいので、ここを入ってみようか・・・。

 
 林道に恐る恐る入ってゆく。落ち葉が深く溜まりグリップしない感じがして怖かった。そして勾配もあり、滑りだしたら横滑りして谷側にズレ落ちるだろうとも思えた。進んで行くと、看板で賑やかな場所に出て、南からの道と合流した。岐阜大学の注意看板も見える。ここで車を降りようと思ったが、まだ行けるか、欲と好奇心がアクセルを踏んだ。四駆が適当な道を恐々進んで行く。アップダウンも大きく、落ち葉は深いまま。泥濘地形もあり、進んだはいいが戻れないのではと気になる場所も現れる。JAFはこんな場所に来てくれるのか、そこまで思わせる林道であった。不安になる場所が多く、ここは遊歩道でもあり歩いて入った方が無難であった。ただし、ただしだが、車に対しての進入禁止は何処にも書いては無かった。

 
 半信半疑でハンドルを握りながら進むと、変則三叉路に出た。どうやら大尾根の直下まで入れてしまったようだ。これで無事戻れればの話だが、事実予想外に楽をさせてもらっていた。ここまでを思うと、この林道は滝町の根方地区までこの調子で続いていると思えた。遊歩道とはあるが、歩いている人は少ないのだろう。見上げる場所に大尾根の高みがある。

 
 真っ直ぐに北進しようかと思ったが、分岐する林道を北東に進んでみる。そのまま峠のようになった一番高い場所まで進み、そこから西に尾根伝いに行く。やや足元が煩いが、さして苦痛なほどではない。尾根の北斜面は植林帯で整然と並ぶ針葉樹が見える。それに対し南側は広葉樹林であり、尾根上できっぱりと住み分けがされていた。

 
 大尾根の山頂は、気にしていないと通過してしまいそうな場所で、三角点もまたあまり自己主張しない感じでひっそりと埋まっていた。人工物はこの二等点のみ。先ほどの矢名瀬のエバタ山に続き、二等点が続くと嬉しいものであった。北側には針葉樹越しに見栄えのいいわけではない展望が広がる。構えていた場所だったが、あまりにも簡単に登ってしまったので、申し訳ないくらいであった。

 
 南に降りてゆく。すぐに白い車体が見えてきた。少しササ斜面もあるが、最初から直登すればよかったと思える場所だった。車に到着し、西に少し偵察に行ってみる。良い状態のまま西に延びていた。やはり根方の方まで伝って行けるのだろう。

 
 恐る恐る林道を戻ってゆく。泥濘地形はすぐ前から惰性をつけるように、途中でスタックしないように通過してゆく。急坂はエンジンが唸りながら登って行く。この車の走破性能限界を試しているようでもあった。舗装路に出てホッとする。次は牛首山に向かう。

 
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