大凸部 423.0m
2015.5.2(土)
くもり 同行者あり 西郷集落よりの舗装終点地から 行動時間:36M
@舗装路終点地13:48→(2M)→A大凸部と東大所神社分岐13:50→(7M)→B大凸部13:57〜14:02→(7M)→C分岐再び14:09→(5M)→D東台所神社14:14〜16→(8M)→E駐車余地14:24
青ヶ島三宝港到着 | あおがしま丸により就航率があがったよう。 | @舗装終点地まで車を上げる。 | すぐに大凸部を示す道標が現れる。 |
A東大所神社へとの変則分岐。 | A大凸部公園側に進む。 | 苔生した散策路 | B大凸部山頂。 |
B三角点がこのようにデザインに取り込まれている。 | B角の割られた三角点で等級不明。 | Bカルデラ内の様子。丸山が見えている。 | B西郷地区側の様子。 |
B北側の外輪山の様子 | Bもう一度カルデラ内。丸山がプリンのように見えたら正解。 | C分岐まで戻り、東大所神社へ向かう。 | 至極急登で、苔生していて滑りやすい。下りにも使ったが、登り専用にしたい。 |
D手前に社務所。 | D社は朱塗りされていた。 | D神社側より周回路側。北に抜けて周回する方が下山は楽かも。 | E分岐に戻る。 |
F駐車は路上駐車。 |
2日朝、7時のあおがしま丸の就航発表に喜ぶ。朝から風が強く、底土港沖合に停泊するあおがしま丸は揺れていた。やもすると欠航なのではと気を揉んでいた。ふれあい牧場から降りつつ確認の電話を入れると、予定通りの出航とのアナウンスがされており、これには大いに喜ぶ。ここがダメなら、計画が全て流れる感じでもあった。
底土港発9:50のあおがしま丸に乗り込む。青ヶ島では宿を予約してあるので、底土野営場のテント内に主な荷物を残し、軽荷で向かう。天気はどんどん良くなり、ゲロ船とも喩えられる船は嘘のように快適に青ヶ島に向かって行く。出港から3時間後、周囲を断崖に守られた孤島が姿を現す。三宝港は空飛ぶ漁船で有名な場所、そのクレーン設備が見えてくる。
接岸はそれでも波打つ中で、係員が押えながらの下船であった。すぐにレンタカー屋に電話を入れると、「そこに置いてあるから、乗って行っていい」なんて無法地帯な雰囲気。それでもと、担当者が来るのを待ってから借りることにして、手続きをして宿屋に向かう。
宿はビジネス宿中里さん。見てくれば別として、細かいところに気遣いのある宿であった。その女将さんから、「展望台はすぐにガスがかかるからすぐに行った方がいい」と大凸部に行く事を勧められる。呼応するように宿から大凸部展望台に向かう。
西郷地区からの道標が特にないので地図とにらめっこで道を選んでゆく。狭い舗装路を進んで行くと、すぐにダート道となり、車を降りて偵察に入ると「大凸部公園」の表示が見えた。ただし適当な駐車余地が無く、狭い道路に気兼ねしつつ路上駐車とした。
ダート道を行くとすぐに分岐があり、分岐箇所には石積みの窯があった。それを左に見ながらしばしで鳥居が出てくる。鳥居をくぐる道が東台所神社への道で、その南側に沿うように上がる道が大凸部へのルート。ここには道標もありルートを示している。石積みの階段が延々と続き、散策路として管理されている様子が伺える。登ってゆくと、小さな小さな円形劇場のような場所が現れる。
大凸部登頂。登った先は火口で、そのカルデラの中に丸山の噴火口が見える。その丸山がプリンのように見え、自然の芸術美を楽しませてもらう。見た事のない地形で、これが青ヶ島ならでは。三等点も鎮座し、オブジェの一つとしてデザインに取り込まれていた。ガスがかかりそうだが、まだ見渡せる範疇で青ヶ島最高峰を楽しむ。火口側はずっと見ていても見飽きない風景であった。
往路を戻り、鳥居の所から東台所神社を目指す。最初はなんとなく歩けるが、途中から、これでもかと急登になる。丸石の積まれた階段で、さらには苔生している。登山靴でも心配になる足許であった。一気に登り上げると、手前に社務所らしき建屋があり、その奥に朱に塗られた社が現れた。残念ながらご本尊の扉は閉められていた。まあ潮風の当たる場所であり、当然と言えば当然。社の奥には古い石祠が点在していた。
東台所神社から北に散策路が続いているのが見える。ここを伝って尾山展望台経由で降りた方が安全とは思ったが、下に同行者を残しているので戻らねばならない。先ほどの急峻を慎重に降りてゆく。降りながら、ここは降りるもんじゃないと体感した。そして鳥居まで戻りホッとする。ダート道を戻り車に到着。
この後、尾山展望台まで上がるのだが、先ほどの場所が目と鼻の先に見えた。やや二度手間な行動の仕方で、ちと詰めが甘かった。この展望台は夜間に星を見る場所で、そのために照明設備がしっかりとされていた。
丸山に向かう。外輪山からカルデラの中へ入ってゆくので、大きく場所を移動する。