丹勢山 1398.0m
2015.10.24(土)
くもり時々小雪 単独 表男体林道ゲートより 行動時間:2H27M
@表男体林道分岐10:35→(2M)→Aゲート10:37→(12M)→B野州原線出合10:49→(57M)→C丹勢山西取付き11:46→(9M)→D丹勢山11:55〜12:03→(8M)→E林道に乗る12:11→(51M)→F分岐に戻る13:02
@現在林業作業中で2016年2月末まで作業が続くよう。そのために貯木スペースがとられ余地が少ない。 | Aゲート | B野州原線出合。下山時にはユンボがトラックに変わっていた。 | B分岐表示 |
途中の雨量観測計 | C貯木の様子 | C西側より取付く。飯場小屋の裏にマーキングが多く、そこが入口だったよう。 | 道形の様子。薄いがしっかりとついている。 |
D丹勢山西側より。 | D山部3D標識 | D男体山 | D女峰山側 |
D東側から見る山頂部。展望地。 | 南東側に下る。一帯はヤシオツツジの斜面か・・・。 | E林道(野州原林道)に降り立つ。 | E降りてきた斜面 |
表男体林道と野州原林道の出合帰り(振り返り撮影)ユンボの在った場所。 | ゲート帰り | F駐車場所にした分岐。足許はヌタヌタになりドロドロ。靴を入れるビニール袋を持ちたい。 |
丸山の後、丹勢山に向かう。第一いろは坂を下ったら、清滝地内へ左折してゆく。その途中にある交番脇から古川電工沿いの道を登って行く。ここまでの経路に丹勢山を表記するものはないが、舗装路が終わった先のダート林道に入ってすぐの場所に、古い遊歩道を示す看板が揚がっていた。この先は九十九折りの見本となろう、これぞ九十九折と言う道を登って行く。くねくねとするものの、緩い勾配であり路面状態も砕石が敷かれているので伝い易い場所であった。
沼ノ平への分岐点では、路面の様子が一変、ヌタヌタの路面となり、それより先に進むことは厳しいように見えた。少し前進して試してみるも、かなり柔らかい。こんなところでスタックしたら笑いもので、JAFに助けてもらうにも時間がかかる。でも、でも突っ込んでみる。ゲートのある沼ノ平側への道を左に見て一つターンすると、さらに路面は緩くなった。そしてその先にはゲート。「無理はしない方がいい」と教えられた。分岐からの距離をバックで戻ってゆく。
困ったことに余地がない。貯木エリアが作られており、林道幅しか周辺に無かった。そして路肩は弱く、入ったら出られなくなりそうに見えていた。林道の通過もあろうことから、これには困った。でも登りたい。しょうがないので分岐の角の場所に置くことにした。教習所では、置いてはいけない場所と教わったような場所だが、やむなし・・・。
男体山は雪雲の中なのだろう風花のような小雪が舞う中で出発する。ゲートを経て北東に進んで行く。ゲートの場所には「表男体林道」と書かれていた。最初の分岐が野州原林道との出合で1112高点。ここにはユンボが置かれていた。右に進めば裏見の滝へ至る。左を選び、九十九折りの林道を登って行く。直登もできそうな斜面であったが、既に2座を経てきているので、林道を伝った方が楽であった。
林道の上部には、雨量計が設置してあった。この付近を最後に九十九折が終わり、丹勢山の南麓を西に進む道となる。隙あらば上に登ろうと思っていたが、ササ斜面の中に適当な場所が見いだせないまま山の西側に出る。ここには伐採した丸太が積んであり、飯場のコンテナも置かれていた。そこに見える表記からは2016年の2月28日まで伐採工事がされるとの事であった。3台ほどのチェーンソーが動いているのか、1482.2三角点峰側から音が聞こえ、林道に置かれた作業車も見えていた。
東に戻るように尾根に取りつく。すると、そこより南側に道形が上がってきていた。林道側を見下ろすようにすると、コンテナのすぐ後ろあたりにマーキングが乱打され、道形の入り口を示しているようであった。道形を伝い登って行く。尾根に沿った直線的な道ではあるが、微細にクネクネと切られていた。
丹勢山到着。東西に広い山頂部で、周囲展望はとてもいい。その東側に標識が3つ下がっていた。林道歩きが長いので山登りとしては味気なく感じるが、これが登山道を伝った山であったなら、この山頂の出迎えは心地いいと思えた。東側に踏み跡が降りていたので伝ってみたが、15mほど進んだら有耶無耶になってしまった。1377高点に乗り上げてから、南東斜面を適当に降りてゆく。
低い笹原でたいして負荷が無いと予想したが、やや纏わりつくような感じが続き歩き難さのある場所であった。もっともこの時は長靴で歩いていたので、ゴム質の関係だったかもしれない。林道に降り立ち、往路の足跡を追って戻ってゆく。
ユンボが置かれた分岐点まで戻ると、ユンボでなく丸太積載用のアームが取付いたトラックが停まっていた。察するに、野州原林道北側でも伐採作業がされているようであった。こうなると分岐に置いた車が大型車の通過に際し邪魔をしていないかと気になったが、表男体林道側へは轍は増えておらず、40mm程に育った霜柱がそのまま残っていた。この霜柱、日蔭で凍っている分にはいいが、ゲート下の場所は日当たりがよく、泥濘地と化していた。足枷をしたような状態になり、この時ばかりは長靴で良かったと思えた。
車に到着するもドロドロ状態で乗り込むにも、泥を落とすにも難儀した。小さなビニール袋しかなく、折りたたむようにして長靴を突っ込む。別な意味で難儀する山でもあった。季節を選ばないとならないのと、到着時にこの状態であったので、沼ノ平側のコースを伝うのを諦めたのだった。そこから見える沼ノ平側への道は、雪が無い中でもツボ足で進むような場所に見えていたのだった。