二子山     805.6m       

 
   2016.9.24(土)    


   くもり   単独   南麓ゴミ処理施設側より    行動時間:31M 

 
                 


@砂防堰堤手前ゲート9:26→(3M)→A林道分岐で進路を迷う9:29〜34→(7M)→B二子山9:41〜43→(10M)→C林道に降りる(降りる手前でワナに捕まる)9:53→(4M)→Dゲートに戻る9:57


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@処理施設の分岐を右に進み、その先で再び右に分岐している側に入ると南京錠でゲートされている場所となる。 林道を進むと砂防堰堤が現れる。下を横切るように進んで行く。 Aどこがニ子山なのか判らずに途中で迷う。周囲一帯は植林帯。 ワナが仕掛けてある場所に一筋の道形がある。これを伝えば山頂に向かう。帰路に判った。ただし・・・。
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こちらに入ってみるが、イバラが酷く引っ掛かれ難儀した。 二子山西側の様子。杣道なのかシカ道なのか。道形が多い。 山腹に緩やかにあるのは杣道。 Bニ子山登頂
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C2007年の、MLQのいたずら書きが唯一山名を示す。 C三角点は、西に緩く弧を描いた先にある。 C中央手前、こんもりとした中に三角点がある。 C野草を退かすと三等点と判った。
sankakutenkarasaikousyo.jpg  michigata.jpg  yajirushi.jpg  wanani.jpg 
C三角点の場所から見る山頂側。距離15mほど。 南に下ると双似峰の間に東から道形が上がってきて、そこで終点となっていた。ヌタ場のよう。 鞍部になぜか矢印がされていた。矢印の場所に道形があり伝う。 伝う途中でまんまとワナにかかった(笑)。焦って動き回ると、より食い込む。冷静にバネ装置側のネジを外そう。ねじがドライバーで締めるビスであったらかなり外すのに難儀する。ここのは蝶ネジだった。
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D林道に出る Eゲートに戻る。分岐の場所に1台分の余地がある。    




 二子山はMLQ氏は東側の九十九折の車道途中から狙っている。距離を考慮してのことだと思うが、そういうパイオニア精神がありルートをイメージできるのも彼ではある。そこで私はと言えば、私は地形図からは南(西)麓から狙いたい。個々にルートの描画イメージが違うのでこればかりはしょうがないし、こんな毎週登っている二人が同じでもつまらないし、違う思考形態だから面白いってこともある。

 

 スカイラインから降りつつ、枝林道やMLQ氏の入った場所を眺めつつ南麓の道へと進んでゆく。最初富士旭出学園の所から山腹へ入ろうと考えていたが、現地を通過しながらとっさの判断で、その西側の林道を入ろうと切り替えた。勘と言うか予感と言うか・・・。事前になにか施設があるのは衛星画像で見ていたのですが・・・。

 

 入口はカーブの場所なので、入ってゆくのはいいが出るのにいやらしい場所であった。舗装林道を伝ってゆくと、これがとても状態がよく登って行けた。途中で軽トラがすれ違う。山師なのか作業なのか、瞬時に荷台を見る。緑のバケツのようなものが乗っていた。山師のようではなく、この奥の施設関係者だろうと予測する。すれ違うには狭い林道でもあった。途中に十字路的交差点がありさらに先に行く。

 

 Y字路の分岐となり左に進んでみる。その先は門扉があり、ここが廃棄物の処理施設のようであった。分岐まで戻り右の道へ進む。ここから僅かでまたまたY字路があり、判らなくなってきたのでスマホで現在地を確認すると、西側に貯水池がある場所であった。左(西)は違うと判断し右(東)に入ると、分岐から10mほどでチェーンゲートされていた。そのゲートと分岐の間に1台分の余地があり突っ込む。

 

 ゲートから進んでゆくと、正面に大きな構造物が見えてくる。これは砂防堰堤であった。ここも溶岩が流れた筋のようで、多雨などでの大水が出たときは土砂が流れてくるのだろうと判る。地形図は山頂側から麓側へとこの場所が蛇のように描かれている。その谷を跨ぐように林道は東へ進んでゆく。

 

 進んで行く先に舗装した場所があり分岐となっていた。この付近が二子山のはずであるが、一帯は植樹帯で山容がどうなっているのかよく判らなかった。そのまま東へ行くと道は下り出してしまっていた。戻ったり、斜面に取りついたりしてみるのだが、斜面には罠を仕掛けてある許可証が掲示してあった。それに怯んで別の場所から取りつこうと挑むが、この周囲の藪にはイバラが多く、北に入る廃林道に突っ込んだら、ズボンが破れるかと思うほどに引っかかれた。それでも何とか我慢してそこを抜ける。

 

 植樹帯の中は、作業道なのか鹿道なのか緩やかな道が散見できる。それらを拾いつつ繋げるようにして東に上がってゆく。既に察知したようで、シカの警戒音が谷間に高温で響く。山腹には境界なのか杭も目立って並んでいた。下草はうるさくないが、柔らかい緩い斜面ではあった。

 

 二子山。山頂にはMLQの絶縁テープが待っていた。今日4座目でやっとお目にかかる。この細い絶縁テープ以外に人工物は無かった。人工物としての三角点があるはずであり、周囲を歩き回るのだが、最高所付近にはそれらしいものは無かった。探す範囲は知れたもので、この山頂から左に弧を描くような尾根筋が西にある。そこを目で追うと、白い国土地理院の標柱が先の方に見えた。“あんな場所に埋めたのか・・・”これが最初の感想であった。移動してゆくと、国土地理院の標柱が無かったら在り処が判らなかったほどに野草に埋まった点であった。退かして確認すると三等点であった。そこから山頂側を見るのだが、やはりなぜにここなのだろうと思うのだった。

 

 帰りは南に進み双耳峰となる高み側も見て行く。その高みとの鞍部には東側から道(廃道のよう)が上がってきて鞍部で止まっており、そこがヌタ場のようになっていた。その場所まで下ると、西側の杉の木に赤ペンキで矢印が書かれていた。矢印の下には道形があり、そこを伝って降りて行く。往路に取りついた場所に降りて行き、付近には罠があるはずと思っていた矢先、罠に掴まってしまった(笑)。その状態は、獣であったら逃げられない構造となっており、もがけばもがくほどに食い込むよう細工されていた。構造を理解し蝶ねじを外す。そして仕掛けた状態と同じにはならないが、元の様子に戻しておいた。

 

 林道を戻ってゆく。水たまりのヌタヌタの場所もあり長靴が最適であった。ゲートに戻り、予定の最後となる天母山に向かってゆく。


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