五里ヶ峯   1094.4m                     

 
   2016.1.4(月)    


  晴れ    単独    磯部口より     行動時間:3H52M 



@駐車場7:58→(7M)→A米入口8:05→(37M)→B陰の松8:42〜44→(7M)→C尾根分岐8:51→(39M)→D五里ヶ峯9:30〜56→(27M)→E葛尾城址11:23〜26→(24M)→F駐車場11:50


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@駐車スペースからのルート入口には、道標などは無い。 最初の砂防堰堤。 石像群の最初。既に苔生しており、いい雰囲気になっている。 こちらは鬼。手に鳶口を持っている。
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A米入口。ここで左岸に移る。 乙女の泣き坂にある木橋。 B陰の松 C尾根分岐
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尾根通しの登山道 山頂直下 D五里ヶ峯 D五里ヶ峯から冠着山
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D南西 D西 D北西 D2016年最初のヤキソバパンピーク
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尾根分岐帰り 葛尾城址直下 E葛尾城址 E東屋
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E千曲川俯瞰 城址南の磯部地区への下降点。ここからずっと落ち葉の深い中を降りて行く。 深い落ち葉で、ルートは覆われている。 高度を下げると緩やかな快適な尾根道となる。
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途中から尾根を逸れて北に降りる。堰堤が見えている。 沢の中に降り立つ。流れは僅か。 右岸の散策路に戻る。 F駐車場は8台ほど停められるか。



 

 岩井堂山から降りてすぐさま五里ヶ峯へと向かう。千曲川を跨いでの最短距離となる磯部口から入ることにした。走りながらも汗した身体がどんどん冷えてゆく。東側の坂城神社側の方が暖かく歩けたかと少し後悔もあった。国道18号からしなの鉄道を跨いで集落内の道を登って行く。意外と勾配の強い最後になり、グリップをさせる刻みも入っているほど。でもそこに雪が乗り凍っていた。2駆では滑り出し、慌てて4駆に入れて上がってゆく。この時季、駐車広見まで入れる車は限られるだろう。その広見なのだが、全く表示らしきものはない。ちょっと不安を抱きつつ、この場所に停めて歩き出す。

 

 沢沿いの散策路のような道を登って行く。雪が残りその凍った上を足に力を入れつつ転ばないように登っていた。進む先に大きな堰堤が見える。そこを左に巻き上げると、石像が並ぶ場所になり表情の楽しい作品が並んでいた。先に進むともう一つ大きな堰堤が見え、ここで初めて「米入口」と案内(解説)表示がある、この谷ルートを示す看板がやっと現れた。左岸側に移りクネクネと登って行く。

 

 米入口の表示に書かれた通りに、名の残る場所にその名前を彫った標柱が立っていた。現在においても何かあるって場所ではなく、何もない場所に人工物が建っている場所がほとんどであった。そんな中、唯一「陰の松」の場所は、その名残があり、古い株が現存していた。休憩舎もあり、壁がないものの火が焚けるようにストーブも置かれていた。松の名所のようだが目立つスギが2本あり、そこには小さな祠もあり趣があった。

 

 陰の松から登って行くと、やがて主尾根に乗り上げ分岐道標に従い北に登って行く。針葉樹の場所で、急にラジオの音が迫ってきたと思ったら、単独の男性が追い抜いて行った。かなりの脚力であり、あっという間に見えなくなっていった。直下の日蔭には雪が多く残っていたが、その上の山頂部は春の様相であった。

 

 五里ヶ峯到着。西と北側の展望がすこぶるいい。北アの白き峰々が長く連なる様子が見渡せ、千曲川を挟んでの近い位置には、冠着山の絵になる山容も見えていた。その左側には、先ほどの岩井堂山の、これまた綺麗な円錐形が見える。素晴らしい展望ピークであった。先に到着していた男性に対し3分ほどは黙っていたが、一度話し出したらそこからが長かった。地元の方で、拘りを持って登っている方であり話が楽しかった。あれよあれよで20分ほど話し続け、単独の女性が上がってきたところで、山頂を女性に譲渡し、二人で降りてゆく。

 

 天気は快晴になり日差しが暑いほどになった。その為か春霞のような周囲展望でもあった。この陽気に上がってくる人も多い。葛尾城址までに3名とすれ違い、葛尾城址から下を見ると、一人二人と上がってきていた。ここで男性は坂城神社側へ降りるので別れ、私は南側直下の分岐から「磯部方面降り口」の道標に従って降りてゆく。上の方は九十九折で、落ち葉が深いのでコースを外さないようにタイガーロープが道の場所を示していた。斜度が緩くなると、きわめて歩き易い一本道で続いていた。そのままゆくと、市郡界の境界尾根を末端まで行ってしまうので、適当なところから北に下りだす。

 

 樹林帯だが、倒木などほとんどない斜面で、鹿道を拾うように高度を下げてゆく。鹿道の多くがなぜか水平に歩いているものが多く斜度の付いた道形が少ないのが印象的であった。降りてゆく先に大きな堰堤が見えてきた。エッジを利かせながら降りて行き沢の中に降り立つ。右岸側へは、斜行する鹿道を伝い、往路の右岸の散策路に乗った。そして僅かに下って駐車余地に戻った。

 

 ご来光を楽しめる場所ではないが、展望ピークとして印象に残る場所であった。ご来光であれば葛尾城址が適当となるだろう。

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