城山     788.8m   
            

 
   2016.1.16(土)    


   晴れ    単独     獅子吼城址入口より   行動時間:21M 

                 


@獅子吼城址入口8:28→(3M)→A中腹の祠8:31→(4M)→B城山(獅子吼城址)8:35〜41→(6M)→C林道脇祠ピーク8:47〜48→(1M)→D駐車8:49



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@獅子吼城址の解説看板の場所から道が在る。上に行かずに山腹側の道を選ぶ。 城址下。南に進まず、東側を巻くように進むと道形がある。 A中腹の祠。ここから西に進んでしまった。緩い斜面で石も動く場所が多い。 B城山山頂
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Bカモシカが山頂で出迎えてくれた。 B祭壇のような石組みも残る。 B四等点 Bこれは鉄板構造の狼煙施設。
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B内部にトレイがあり火が焚けるようになっていた。 B西側には南アルプスの主峰が並ぶ。それらを見る展望台がここ。桜もあり春頃も適季。 B南から北側の様子。 C付近住宅は離村したのか生活の様子が無かった。
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C六地蔵とその横は、首から上を修繕されたお地蔵さんが座る。 Cお墓が並ぶのだが、古い物も状態がいい。よく管理され敬う心を感じたりする。 D駐車の様子。ピンポイントでここにしかない。  




 行人山から降りて、すぐ西にある城山に向かう。こちらは三角点があり、登頂感があるだろう場所に予想していた。東から地形図に見える実線路に入ってゆくと、大きな民家が点在するのだが、どれも住まいしていないように閑散とした様子であった。そこを左に見つつ城山側を見ると、ステンレス製の看板が現れ、それは「獅子吼城址」を解説するものであった。ここまでの看板があるなら、道もしっかりしていると思えた。ただし、駐車スペースがない。民家への通路に置けるのだが、住まいしていないと見えるだけで住まいしていたら大迷惑。どこかないかと少し下ると、カーブミラーのあるカーブの場所に1台分の余地があった。

 

 ステンレスの解説板の場所から入山する。すぐに山腹の道と、ここに在る小ピークへの道とに分かれる。どちらを選んでも良そうそうだったが、山腹の道を伝った方がすんなりと先に進むことが出来る。途中左側にはお墓が並んでいたりする。先ほど見た住宅のご先祖様なのだろう。

 

 笹の植生が左に見えたら、その先の高みが城山。ここから進路を注意したい。向かう先の中腹に祠が在る。新しいしめ縄がされ、地域の人の存在を感じたりする。道形がここで判らなくなり、西に巻き上げてゆく。判断がよろしくなく足場の緩い斜面になり、石積みがされているような場所でも全てに緩く動いた。それでも僅か上が山頂なのでちょっとの我慢と這い上がる。

 

 城山山頂。獅子吼城址山頂と言うべきか。なにか視線を感じると思ったら、距離にして10mほどの場所にカモシカがこちらを向いていた。全く逃げる気配がなく、ゆっくりと近づくと5mほどまで接近できた。さすがにこの距離だとカモシカは逃げてしまった。北東側に石仏や祠があり、反対となる南西側に奇妙な塔が立つ。近づくと、その鉄板構造が焼けている。すぐに狼煙台と判った。中を見ると火を焚けるようにトレイが置かれ、内部にも焼けた様子があった。この狼煙台の場所から見る南アルプスは美しい。南アルプスを見る展望台になる場所であった。桜の巨木も見られ、春ぐらいに訪れてもいいように思えた。入山口にあった内容と近似する解説板が設置され、北東と南西側には、狼煙山としての解説絵図が設置されていた。三角点は四等で、その小さな姿を拝む事も出来た。

 

 居心地がよく少し長居となってしまった。ここまで管理されているならと、登路となる道形は何処にあるのかと探すと、東側斜面に複雑に切られていた。九十九折のようにあるが、かなり不規則で変則的な道だった。あまり訪れる人が居ないようで、在るには在るが踏み跡としてかなり薄くなっていた。帰路は小ピークに寄ってゆく。

 

 途中からお墓の方へ登って行くと、小ピークの上には祠が在ったのか、石のみ残る場所に真新しいしめ縄がされていた。ここから少し南に進むと、首から上が修繕されたお地蔵さんがいた。挿げ替えられた感じもあるが、壊れてしまったものを大事にリメイクした事の信心深さを感じるのだった。この場所の西側には、十数個のお墓が並ぶ。これが見事であった。かなり古いとは判るが、その一つ一つが良い状態で残っているのだった。この場所からは階段が切られ、駐車場所のすぐ上あたりに降り立つことが出来る。

 

 ただの城山と思っていたが、予想以上に楽しめる場所であった。


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