鐘撞堂山 329.8m
2016.1.30(土)
雪 単独 円良田湖より 行動時間:43M
@登山口(廃墟)6:27→(14M)→A舗装路終点6:41→(9M)→B鐘撞堂山6:50〜54→(5M)→C舗装路終点帰り6:59→(11M)→D登山口7:10
@円良田湖側入山口 | @道標 | Aコンクリート舗装終点。3台分ほどの余地あり。 | 尾根に乗り上げた所の分岐点。 |
階段が続く | B鐘撞堂山 | B三角点と鐘 | B三等点 |
B展望台 | B展望台上 | B展望台からの展望。 | B東屋側 |
B東側の目立たない場所に標識が立つ。 | B展望台下 | B東屋 | C舗装路終点帰り |
途中の小屋群。 | C入山口に戻る | C駐車風景 |
陣見山が未踏になっていたので負荷をつけて降雪の日にと計画したが、秋山からのルート、間瀬側からのルートの双方で積雪量だったり倒木が林道を塞いでいたりで上に進めず断念。次に予定していた釜伏山も標高からして同じだろうと、前半予定の3座が流れる。歩いて登ればいいのだが、車で行こうとした場所は行けないと中止。これを初志貫徹と言うのかは微妙なのだが・・・。そしてその次に予定していた鐘撞堂山を目指す。
各方面からルートがあるようだが、陣見山からのアプローチが近い場所として円良田湖側からのルートを辿ることにした。湖岸の道は通過した車が無く進むにはもがくような積雪量があった。そのため時折デフロックまで使いながら突っ込んで行く。こんな雪上走行が嫌いでなく楽しみだったりする。そしてホテルの先、分岐する道を右に見て進んだ先に廃墟があり、そこに登山口道標が立っていた。廃墟は客商売をしていた場所のようだが、その雰囲気を残しつつガラス窓が割れた荒んだ表情となっていた。
分岐する登山道側には林道幅が続いており、少し車で突っ込んでみる。これがどんどん進めてしまい拍子抜け。ただ道幅が狭く積雪もあることから分岐まで戻って北側の余地に停め夜明けを待つ。廃墟の近くで、この時間は心地いいものではなかった。
6:27廃墟の場所から歩き出す。左には木の根がご神体のようにした社も見える。その先右側にはフェンスで囲まれた敷地が広がり、そのさらに先には薪が積まれ小さな小屋が林立する奇妙な光景があった。ここまで小さな小屋をたくさん作るなら、大きな小屋の方が手間がかからないだろうと見えたのだが、小さく小分けするには理由があるのだろう。付近にはシイタケ栽培の榾木も見られた。
沢の流れを右にしながら快適に進んで行く。流れの音がとても耳心地よく、そこにザクザクと言う音を加えながら進んで行く。積雪量は少なく道の路面状況を見るのに掘ると、コンクリート舗装がされている事に気づいた。これなら安心して車で入ってこれたのかと思ったが、進む先で上部を倒木が塞いでいる場所があった。進めてそこまでであったが、倒木の場所から1分もしない場所で舗装の終点地となり駐車余地が3台分ほど拡げられていた。ここから山道になる。
林道幅から山道に変わるが、相変わらず負荷なく進んで行ける。屈曲する場所にはしっかりした道標があり進路を誤ることはない。途中からこれでもかと土止め式の階段となり、そこに足を乗せて進む。そして少し汗した頃に山頂に到着。
鐘撞堂山山頂。雪面からニョキッと三等点が顔をだし、その三角点の場所を示すための国土地理院の標柱は、鐘撞の鐘の場所に離れて立っていた。東側に東屋と展望台があり、その展望台下は道具入れのようであるが、冬季には避難小屋のようにも使える広さがあった。展望台に上り雪で霞んだ東側の景色を眺める。晴れていたらいい景色なのだろうことは判る程度には見えていた。あまり大きな声では言えないが、展望台に登るより下に降りての展望の方が樹木が邪魔にならずに良く見えていた事実。これは設置者が可哀そうで言えない(笑)。東屋も大きく立派な作りとなっていた。鐘を一回叩いて下山となる。
往路のトレースを、それこそトレースしながら戻ってゆく。公園山のような散歩コースのような場所であり、こんな天気でも誰か登ってくるかと思ったが、時間も早い為か見る事は無かった。山道を下り舗装路に戻る。車高の低い軽四なら、ここまで入れてしまい、登り10分の山となる。舗装路の周囲は新しい間伐跡もあったので、倒木も遅かれ早かれ排除されるだろう。
テクテクと汗をかかない程度に足を進め廃墟の分岐に戻る。1座終了。今日は10座予定していたが、既にその予定は変わっていた。