虚空蔵山     873.2m       

 
   2016.11.5(土)    


   くもり   単独     林道吉原線北西から   行動時間:53M 

                 


@とりつき7:18→(20M)→A南からの林道終点7:38→(4M)→B虚空蔵山7:42〜43→(28M)→C戻る8:11



     
今井久保地区からの林道途中から、林道吉原線へと入ってゆく。 @林道の終点まで行くと行き過ぎ、少し戻って取り付く。ここは駐車余地が広い。 道形が現れる。途中でうやむやになる。 850m峰の上。
       
新しい薪が積んである場所も見られた。 共栄地区からの林道が上がってきている。青い廃車も残る。 A林道道形の最終端 栗畑があり、採られておらず良い栗がたくさん落ちていた。
   
B虚空蔵山 B山頂の中央に三角点 B二等点だった B東側に切り開きが降りていた。
          
復路の北尾根の様子。短い距離だが歩きやすい。 共栄地区からの林道が上がってきている場所には、小屋が見られる。 846高点西の畑。働いている人も見られた。  C林道に戻る。 




 虚空蔵山は、今回の7座で一番長く検討した場所であった。地形図ではなく衛星写真を長く見たのだが、南麓の共栄地区のどこからか、山頂の西側へ上がる林道があるようだ。それが使えれば、かなり楽に踏めるだろうと思えた。そう判って居たものの、19号から虚空蔵山の南側に回り込むのは面倒で、久米路橋を渡り今井久保地区からの林道を登り、その途中から西に派生する林道吉原線に入ってしまうことにした。

 

 ダート林道で少し滑る場所はあるが、四駆にすれば問題なかった。林道には枝林道は見えず地形図通りの終点地で終わっていた。南の源五郎地区へと抜けられるかと思ったのだが甘かった。再度地形図をよく眺め、846高点から北に派生する尾根が林道と交差するところから入山することにした。

 

 余地も広めで車の停めやすい場所でもあった。麓側を見ると、尾根上に道が降りておりリボンも見えた。さて山頂を目指す。最初は少し急だが、その先は緩やかな登りが続く。そしてどこから現れたのか道形が見える。それを伝って846高点の大地に上がり、そののっぺりとした上を東に進んでゆく。ここは歩き易い。

 

 846高点の東側の高みが850mの高みだが、先ほどと一転して進路を邪魔するように野草が茂る。何処に逃げても逃げようがないほどに下草が山頂を覆っていた。今の時期だからまだいいが、旺盛な時期だったらもっと大変に感じただろう。この高みの東側に来ると、目指す虚空蔵山が見えてくる。鞍部にはカヤトの原が広がって黄金色に輝いていた。

 

 降りて行くと、こんな場所に薪を積んだ薪ヤードが作られ、古いのではなく新しい薪が積まれていたので驚いた。カヤト側に降りて行くと、そこに衛星写真で見た舗装路が上がってきており、道脇には青い廃車も見られた。ここを伝えればかなり楽だったろうと思うが、今回のルートもたいして遠いわけではない。コンクリート舗装路は驚いたことに虚空蔵山側へと進んでいた。このまま山頂まで導いてくれるのでは・・・と期待したりする。

 

 コンクリート舗装は途中で途切れ、残り20mほどがダートになり、栗畑の手前で止っていた。その栗畑だが、誰も採らないようで、大きな実がいくつも落ちていた。獣も来ていないようで、そうなると、あまり美味しくないのかとも思えた。イガを踏みながら進むと、やや急登の藪斜面となり場所を選びながらひと登りする。

 

 虚空蔵山登頂。二等点が出迎えてくれ、道形は東側に降りて行っていた。ここも山名板などはなく、青いリボンが一つ見えただけであった。展望もない場所で長居せず踵を返す。

 

 栗畑を過ぎ、カヤトの原に出たら、北側に進んでみる。すると下草のない細尾根があり歩き易かった。ただしわずかな距離であった。西に進んでゆくと、往路では気付かなかった小屋を発見する。農作業小屋であることは、周囲に置かれたものから推察できた。再び薪の場所を通り戻ってゆく。850の山頂は、巻けるものなら巻いて通過したい場所であった。

 

 846高点峰に戻ると、西側眼下に緑が濃く見え、それが野菜と判った。畑がこんな上までできているのかと降りて行くと、ナンバーの入った軽トラが置かれ、作業者が居るのが見えた。向こうも驚くだろうからと、それ以上進むのはやめ北に戻る。

 

 車に戻り、次は飯綱山を目指す。

 

  

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