味噌玉岩   1047m                     

 
   2016.8.16(火)    


 晴れ    単独    林道杏ヶ岳線より    行動時間:56M 



@林道杏ヶ岳線799高点10:48→(4M)→A祠ピーク10:52→(16M)→B三角点11:08→(13M)→C味噌玉岩11:21〜24→(20M)→D林道に戻る11:44


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@林道杏ヶ線を2kmほど走ると、杏ヶ岳への道標が立つ場所がある。799高点の僅か南。 @道標は蘭津地区へのルートも示している。 A最初に登り上げた高みには趣のある祠が鎮座。 破線路は820mの尾根へと進むが、ショートカットするように北に突き上げた。破線路側を伝ったほうが楽。
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B三角点の場所 B真鍮の四等点 立派なタマゴタケも見られた。 直下から大岩が現れだす。
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C味噌玉岩山頂 C北側に大岩が連なる。 C岩の上から見る杏ヶ岳。 C南側の杭の場所から東に出ると展望場がある。
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C展望場から榛名町側 山頂南東側に、胎内潜りが出来そうな奇形の自然石が見られた。 三角点帰り。経路はこの青いリボンが導く。(一部落ちてない場所がある) D林道に戻る。ここはアブが多かった。




 お盆休みの最終日、野暮用も終わりやっと野外に飛び出す。今回は榛名山系の岩峰二つを狙ってみる事にした。味噌玉岩と硯岩。どちらも地形図に書かれている。まず最初に味噌玉岩を狙う。

 渋川松井田線を榛名神社に向けて登って行くと、「びくや」さんの先で林道が左に見える。これが林道杏ヶ岳線だった。四駆なので臆する事無く突っ込んでゆく。下からと脇からの野草が多いが、軽四でないと通過が厳しいほどには繁茂しておらず、普通車でも軽く撫でられる程度で進んで行けた。林道入口からほぼ2kmの場所に、手書きの道標があり杏ヶ岳への道を示すのと、麓の蘭津地区へ下る道も示していた。

 外に出ると大量のアブが待っていた。日蔭に移動し準備をし、日向を駆けて踏み跡に取付いた。薄い踏み跡だが、見失わない程度に続いている。時折「群山」と彫られたコンクリート標柱が見え、朽ちたリボンと真新しい青いリボンが続いていた。地域の山岳会が設置したのだろう、園芸用の緑のポールに縛ってある。ボランティアにしては費用がかかっている。

 最初の高みに上がると石の祠が在り、祠の両サイドに能面のような顔の彫り物がある珍しい祠であった。この先、少し歩き易く開けるが、反対に野草が茂り山椒の幼木が進路を邪魔している場所もあり、引っ掛かれたりする。

 地形が平坦な場所となると、向かって右の方に小ピークがある。地形図の破線はそこを通っているようだが、大回りするようなルート取りなので、ここはそこを端折って北に直登して行く。伐木などが横たわるがさして進路の邪魔をする感じは無く歩いてゆけた。929高点のある北西側へ向かう分岐を気にしていたが、よく判らなかった。

 三角点は自然石でなく真鍮での四等点であった。相変わらず青いリボンが導き、そこにごく薄い踏み跡が続いている。渋川松井田線との距離は1kmほど、煩いくらいに通過するバイクの音が聞こえてきていた。味噌玉岩の西側直下には、丸い大岩が点在していた。そこからの急登を駆け上がると目指していた最高所であった。

 味噌玉岩は北側に大岩が連なり、その上からは杏ヶ岳や天目山を望むことが出来る。少し西に戻って、赤い杭の埋まった場所から南東に出ると、榛名町側が良く見えた。樹林帯の山頂で、あまり長居する場所ではなく降り出すと、南東側に胎内潜りのような奇岩があるのを発見した。ちゃんと大人が通れるほどの空間があった。

 復路は道形を正確に追ってみる。三角点を過ぎてからは主尾根より東に向かって行く感じであったが、これは自分が西を伝って来たのでそう感じただけのようであった。破線が屈曲した西側辺りで、青いリボンが見えなかったり、少し道形があやふやになるが、概ね方向さえ間違わずに進めば、その先で道形にありつける。

 祠ピークに戻り、短距離だが遊ばせて貰ったお参りは忘れない。林道に急降下して行く。車に到着すると、相変わらずアブが待っていた。逃げるように車に乗り込み、次の硯岩のある榛名湖畔へと向かって行く。


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