向山は東側の車道が近接した場所から狙ってみる。

　ここも相も変わらずくくり罠を跨いでの入山となる。西に入って北に上がるようにルート取りする。やや濃い植生に掴まり進度が落ちる。肩のような場所に乗り上げると、木の枝の上を綱渡りするように進む場所もあり高山のハイマツの上に居るようでもあった。足の着かない場所を進むと、一部禿た場所がある。この先が激薮でどうしようかと思ってしまう。それでも東側を巻くようにして進み、最高所に到達する。

　向山からは大峯も見えているようであった。山頂から２枚ほど撮影したが、うち一枚が失敗してしまい、東側の絵しか残らなかった。下山は真東に降りてみる。

　急ではあるが、樹林間隔がある場所で、こちらでの往復の方が良かったように思えた。入山した場所より２５ｍほど北の場所で車道に降り立つ。

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