新島山     231m       

 
   2016.5.2(月)    


   くもり   単独  淡井神社より    行動時間:50M 

 
                 


@淡井神社西側林道バリケード4:47→(10M)→A林道分岐(尾根取付き)4:57→(15M)→B新島山5:10〜12→(16M)→C東側林道終点地5:28→(2M)→D林道分岐帰り5:30→(7M)→Eバリケードに戻る5:37 


barike-do.jpg  oneni.jpg  tuduraori.jpg  rope.jpg
@バリケードを退かせば入れるが、流れで抉れている場所もあり、入らないほうが無難。 A左の道はすぐに行き止まりだった。尾根に道が上がっている。 途中の様子。九十九折で続くが上部は不明瞭。 ロープを流している場所もある。
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このマーキングも散見。 B新島山山頂。標高点の場所より最高所は南にある。 Bフェンスを施そうとしたよう。そうそう、山頂にもくくり罠が仕掛けてあった。 B西と北西にこのような切り開きが出来ていた。
aduchiyama.jpg kita.jpg higashi.jpg  uekaraawaiura.jpg 
B新島山から見る阿土山 B北側の様子。縦走路の存在は一切判らなかった。 B東側に流されていたタイガーロープ。これに少し伝ったら、帰路を間違えてしまった。往路にマーキングをしたほうが無難。 山頂側より見る淡井浦。
zare.jpg  oritekita.jpg   shika.jpg   rakuseki.jpg  
完全にゲジゲジマークの中を下る事になってしまった。滑る。崩れる。緩い。怖い(笑)。 降りてきた斜面、右上から斜め左側下に降りてきた。 新島で初めてシカを見る。これらの数とくくり罠の数は、くくり罠の方が多いだろう。 C東側の林道終点は落石が多かった。
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途中の土嚢 D往路に尾根に取り付いた分岐。  Eもどる。 淡井神社と新島山。左上の淡いグリーンの場所を下ってしまった。



 

 新島二日目。暗いうちにテント場を出て、前日に登れなかった平成新島トンネル北の2座に向かう。

 

 淡井浦には既にサーファーの姿もあった。淡井神社西側のバリケード前に車を停める。車で登って登れない事はなさそうだが、何かあってからでは遅いので、離島であることを加味して安全策を取る。

 

 林道を登って行くが、ここも凄い数の罠が仕掛けてある。そしてまた、周囲からのシカの鳴き声が多い。本当にたくさんいるようにここで感じた。道なりに進んで行き大きな九十九折を経ると、尾根の末端を正面にして道が分岐する。左の方が高い場所に行きそうなので左を選ぶも、分岐から20mもしないで行き止まりになっていた。右へ行く道もたいしいて期待できなそうであり、尾根に上がってゆく道形を伝うことにした。地形図には破線が描かれ道が在ることになっている。それがこれなのかと確認しながら上がってゆく。

 

 利用者が少ないからだろう、やや不明瞭に九十九折で上がってゆく。それでも途中にはマーキングもあり、ロープを流してある場所も出てくる。少し西側に逸れると崖の上の崩落工事をした上に出る。狭稜ではないが、あまり動ける範囲が広くない尾根筋であった。

 

 山頂まで道形が続くのかと思っていたら、山頂大地に乗ったか乗らないかくらいの場所で道形が見えなくなった。適当に北に進むのだが、なんとこの山頂部にもくくり罠が仕掛けてあり肝を冷やす。伝ってきた踏み跡の濃さは、罠を仕掛けた人の伝った回数に比例しているのだろうと思えた。

 

 新島山。下から見ると展望のいい山頂部と思っていたが、テーブルマウンテンのようなメサのような地形であった。もっともここは浸食と言うより、火山での隆起でこうなっているはずではあるが・・・。標高点を取っている場所側は低く、南側に最高所があった。ここから西と北西に幅2尺ほどの防火帯のような切り開きがあった。山頂にはネットを張ろううとしたのだろう、資材がデポしてあった。そして判らなかったのだが、東側にタイガーロープが流してあった。「行くな」としているのか「導いている」のか判別できなかった。

 

 そのタイガーロープを気にしつつ戻ってゆくと、往路と同じような場所を戻っているつもりが、東にズレてしまったようで崖地の上に出てしまった。戻るのが得策だが、西にズレると崩落防止の金網が貼ってあるのが見えた。そこを捕まりながら降りれば・・・と安易に考えた。

 

 金網の場所は朝露に濡れ、酷く滑る場所となっていた。三点確保ではなく、腕力と握力による二点確保な感じで斜行しながら高度を下げてゆく。崖の下の方では4頭のこちらを見上げている鹿がおり、時折警戒音を放っていた。ここまで間違えるほどにズレていないと思ったが、くくり罠の場所とかを見ているので、体が自然と避けて往路と離れてしまったのかもしれない。

 

 南西側に林道が見えてきた。往路の分岐から右に進んだ林道で間違いないだろう。最後まで気を抜かないようにして何とか林道の上に立つ。この行動はだいぶ危なかった。林道終点は沢山の落石が載っていた。そこから少し下ると土嚢が林道幅を塞いでいて、ここもまた土砂が堆積していた。降りて行き往路の分岐。分岐から右に進むと100mほどで行き止まりになるのだった。

 林道を降りてゆく。次に向かう阿土山が良く見える場所でもあった。ゲートに到着し、トイレを利用に淡井浦に行くと、サーファーが10名ほど居た。アプローチしやすい穴場なのだろう。


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