小幡富士   351.6m                                                                                            
   2016.12.24(土)


  晴れ    単独     轟地区より  行動時間:38M


@下轟バス停前(大坂屋前)10:52→(15M)→A320m峰11:07→(6M)→B小幡富士11:13〜16→(14M)→C大坂屋前11:30


   
@轟地区。下轟バス停付近に廃業した大坂屋さんがあり、その前に1台分の余地がある。村落内には停められない。 民家の先、北に竹林、南に桑畑。 恩田地区への分岐。北に進む道を選ぶ。 林道が終点のようになり、進路が判らず300m峰に上がる。
       
A320m峰の上にはこの杭があり、ここから急下降。 鞍部。西側からの道形が合流していた。その道が実線路。 直下 B小幡富士山頂を東側から見ている。
     
B祠は台座と屋根のみ BKUMOが残る。 B西側に三角点が埋まる。 B三等点
       
B西側から見る山頂 B小幡富士から見る荒船山。 東側に進むマーキング 鞍部帰り。帰路は道形を追う。
       
笹藪化している。距離にして25mほどか。 往路に、実線路が終点になっていると思った場所。実際は、そのまま先に進んでいるが、現地は自然に戻りつつあり、道形がすぐに見えてこない。 道形は黄色と白色のテープの西側に切られている。 通過がしづらい民家前。民家の庭先を通過するような場所。そして車がコンクリート舗装路を塞ぐ。
        
C大坂屋前に戻る。    




 2016年9月22日に、天狗山の帰り道に下調べをしておいた場所。ヤマランルートコメントからは、KUMO氏は東麓からの記録を残しているので、同じでは面白みがないと思っており違う方角から狙ってみようと思っていた。南麓は民家があり、庭先を通るような場所であり、それが大きなハードルに感じていた。しかし林道なのか庭なのか引っかかったままにしておくことは出来ずに、やはり南から挑んでみることにする。

 ふるさと館のある北麓から、前回下見した逆コースで南麓に出る。途中、長巌山の裏山である連石山に散策コースができていた。まだコースは開放していないが、そこにフライングして入ってみると、ここで富岡製糸場の基礎石が切り出しされたと書いた解説板が掲げられていた。綺麗な駐車場が新設され、面白そうな場所になっていた。有名になれば、連石山も地形図に乗ってくるのであろう。

 轟地区では、早々に県道沿いの下轟バス停近くの余地に停める。ここは大坂屋さん前の三角地帯。ちなみに大坂屋さんは廃業している。地区内に入っても駐車余地はないことが判っているので、ここに停めたのだった。すぐにスタートしてゆく。

 地区内の道を北に進むように分岐を選んでゆく。そして第一関門の民家前に到達する。相変わらず私的な雰囲気があり、進路を塞ぐように軽トラが停められている。前回は、それに怯んで踵を返してしまっている。それがあるので、今日は明るい服装で、「変」に思われる要素を無くして出向いている。家から家人が突如と飛び出してくるようなことも想定しながら、庭先のような場所をゆっくりと通過してゆく。特に視線は感じなかったので、見られていなかったような感じでその先の細い林道に入って行けた。

 民家の先は斜面に畑があり、地形図に見える最後の建物マークは、倒壊した小屋であった。2014年の豪雪で潰れてしまったのだろう。この先で道は鋭角に曲がり、北側に竹林が続き、道向かいの南側に桑畑が広がっている。この辺りまでは明るい中を歩くが、すぐに樹林の中の暗い場所に入ってゆく。

 分岐が現れるが、地形図からは北の恩田地区から上がってきている道との合流点・分岐となるようだ。左に見つつ北に進む道を選ぶ。しかしわずか先で道が消滅していた(ように見える場所となった)。地形図にはまだ先に進むように書いてあるがそれらしい道が見えてこない。違う場所に居るのかと、そこから見える南西側の高みの方にマーキングがされていたので上がってみることにした。ここは300m峰で、その山頂から見る北北東側にもっと高い場所が見える。間違いなくそこが小幡富士だろう。登ってきた道を下り、林道の終点となっている場所から、藪尾根を登ってゆく。東麓は竹林で、そこも伝ってみたがどこも漕がないと進めないような場所であった。

 320m峰に乗り上げると、山頂部に杭が埋まり道形らしき筋が見えてくる。急下降すると鞍部があり、西から道形が合流していた。何のことは無い、地形図通りに320m峰の西側に切られていたようだ。よく探せば見えたのだろう。鞍部からは足場が滑りやすい急登が待っていた。その途中、東側の尾根に進む道だろう、赤い絶縁テープでのマーキングがこまめに続いているのが見えた。

 小幡富士山頂は東西に長く、東が暗く西が明るい山頂であった。古い祠もあり、ここも地域で崇められた場所であることが見える。そして西側には三等点が埋まり、それにより登頂感を感じる場所でもあった。周囲を見るが、城山とか天狗山とかが見えているのだろうがよく判らない。唯一荒船山の平らな山頂がはっきりと同定できていた。あまり長居する場所ではなく早々に下る。

 帰路は民家前を通過するか避けるかを考えていた。その前に鞍部からの道を追って、林道終点と思った場所と繋げねばならない。鞍部から西麓を進むが、感じのいい山道で先に延び、少し緩斜面になるとそこから笹が覆いだした。一見道があるとは思えないほどに自然に帰りつつあった。分けつつ我慢して進むと、往路に終点と思った場所に戻った。振り返り北を見ると、道の東側には黄色と白色のテープがされていた。道の在処を示していたようだ。

 林道を戻ってゆく。途中、民家前を通らない西側へのルート分岐があるはずなのだが、よく判らないまま民家前に降りてゆく。そしてまたまた少し緊張しながら通過してゆく。おそらく誰も来ない場所で、登山者などが通過する場所ではないから、道を塞ぐように車が停められているのだろう。でも歩いた感じでは公的な道のよう、でもでも、その付近の土地の所有者はこのお宅ってことなのだろう。

 昭和な感じの地区内を降りてゆく。外に洗濯機を置いているのは田舎ならではであり、都会では見られなくなった風景であろう。そんな様子を見ながら戻ってゆく。

 大坂屋さん前に戻る。



 
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