笹山     230m       

 
   2016.8.27(土)    


   くもり   単独   篠山城址    行動時間:9M 

 
                 


@大手門側駐車場16:13→(5M)→A笹山(天守台)16:18〜19→(3M)→B駐車場16:22


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@市役所側から北廊下門を渡って行く。 視覚に「暴れん坊将軍」のテーマ音楽が自然と聞こえてくるよう。 鉄門を潜り、いよいよ城内に・・・。 二の丸跡
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青山神社を参詣 天守台へと上がって行く。 A笹山最高点。天守台。 A南東側の景色
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A北東側。篠山城学校の木造校舎がみごと。 B市役所側へと戻る。




 金曜と土曜で篠山市内で作業予定となった。とならば、いつものように寝る間も惜しんで、山に入る予定をたてた。市内中心部には沢山の低山があり、肋骨の折れたポンコツでも登れそうな藪山が多いのだった。


 しかし、土曜日の早朝3時ホテルの窓を開けると、台風の影響のようだが雨であった。少々なら暑い時期であり行動するのだが、しっかりと粒の大きい雨が降っていた。それを想定したわけではないが、ビジネスバッグの中には長靴も忍ばせてきた。なので足元はいいのだが、止む予想で予報を読み取ったので雨具を持ってこなかった・・・。


 「中止」。ベッドに再び横たわる。次に4時、既に雨が上がっていた。行こうかと思ってレンタカーの鍵を探すも、作業同行者が持っていることにこの時になって気づいた。最初から詰めが甘かった。レンタカーを借りた時点で、自分で運転せねばならなかった・・・。せっかく予定したのに全ての予定が流れた。

 土曜日の作業が終わったのが15:40。最悪17:08の篠山口発に乗れば日を跨がず上州に帰れる。レンタカーを返す時間を含め余裕がないが、せめてもの1座として、篠山城址内の笹山に行くことにした。実際は6座ほど予定していたのだが、それでもゼロよりいい。


 東側から篠山小学校を見つつ外堀をなぞるように市役所のある北側に行く。駐車場には200円と書かれているが、時間的な事からか、徴収ブースは無人であった。駐車場から見える城址には、不思議な茅葺屋根が見えている。北廊下門より石畳を伝ってゆく。


 美しく積まれた石垣を抜けると鉄(くろがね)門で、その先に城らしくない建物が構えていた。茅葺の、それだけ見ると見栄えのするものではあるが、どうにも城跡には不釣り合いに見えた。そこを左に見ながら巻いて進むと、広い二の丸の遺構となる。北側には井戸らしき場所も見えていた。


 西に進むと神社があり、これは青山公を祀った青山神社であった。城址に神社も珍しい。そこから北西側を見ると最高所が見える。見るからに天守閣があっただろう場所なのだが、元来、築城当初から天守閣は無かったそうだ。その場所の名称は天守台。階段を駆け上がってゆく。


 笹山山頂。天守台からは西側の城下の景色が綺麗に見える。篠山小学校の木造校舎がなんとも言えず美しい。世の中の校舎と言えばほとんど鉄筋構造。現在進行形で、それも街中中心部で木造を貫いているのがすごい。よほど強固な設計で出来ているのであろう。そこに「2594」と書かれた校舎がある。すぐにスマホで調べると、皇紀2594年に建てられた事を示しているらしい。スマホは便利。そして皇紀2594年は、西暦で1934年であり、なんと古い校舎が現存しているのだろうと俯瞰していた。長居したいが時間がなくすぐに踵を返す。


 帰りに神社前の大きな石碑の場所に行くと解説版があり、今ある茅葺屋根の構造物が書院と判った。築城当初から大書院として建てられており、武闘系な城と言うより文武の中でも文を重んじた城(藩)の印象を持った。それにしても大きな書院で、間違いなく大書院。現存するのは復元されたものらしい。中に入るのは400円。値段どうこうではなく時間がなく入ることは端折った。


 駐車場に戻り、ガソリンスタンドで満タンにしてからレンタカー屋に急ぐ。篠山口駅には16:45に到着。これなら書院内も少し見られたか・・・。まあ少し余裕をもって駅に到着したのでヨシとする。


 上州に帰着したのは、日が変わる手前の23:30だった。

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