天狗山   845m                     

 
   2016.7.23(土)    


 晴れ    単独   南麓林道終点地より    行動時間:1H8M 



@舗装林道最上部7:43→(12M)→A上側貯水枡7:55→(11M)→B祠8:06→(11M)→C天狗山8:17〜30→(14M)→D貯水枡帰り8:44→(7M)→E駐車余地8:51


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@舗装林道最上部から山頂側を見る。 途中のシカのオロク 620m付近。抜けてきた藪を振り返る。写真右側に貯水槽あり。 農林水産省の標柱
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A上側の貯水施設。 B770m付近の祠 800m付近の様子 C天狗山東峰
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C標識 C達筆標識 C天狗山の地形図の標高点をとっている845峰(中央峰)。 C中央峰にはこのリボンが下がる。
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C天狗山西峰。3峰ともに同標高のよう。 祠の帰り D貯水枡帰り E駐車余地の様子
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E駐車したすぐ横は農家さんが使う余地。      



 

 戸谷山の次は天狗山へと向かう。近いのは北の横道地区もしくは馬庭地区からのアプローチであるが、天狗山から荒神山まで一筆書きを企んでいたので、北山麓からではなく回り込んで南山麓に移動してゆく。適当な駐車余地がないかと探しながら進むのだが、帰りを楽したいのなら、荒神山側に車を置いて、荒神山を最初にするか、車道を歩いて登って天狗山に取りつくかした方がいいことが判った。登り勾配で天狗山側に進んでゆくのだった。その途中から、もう一筆書きはやめて切り離そうと判断した。

 

 最初、弟川の場所で右折してしまい、この林道はすぐに行き止まりになる。この分岐は牧場がある分岐。その西側にある日向地区から北に突き上げる道が狙っていた道で、2度目の右折で正解にありつける。林道の周囲はブドウ畑が広がり、作業している人の姿も見える。1台の軽トラが道を塞いでいたので、声をかけると、「この先から登ると1時間ほどかかるよ、大変だねぇ」などと言われる。

 

 林道の終点地は、地形図のように進んでいるが、その先も二重線で書いていいような広さで降りて行っていた。車で登ったはいいが、駐車余地がない。周囲の畑には轍ができた場所があるが、そこは持ち主の駐車場であり入れられない。少し東側に戻った野草の茂る敷地に恐る恐る突っ込む。スタックしないかと心配であったが、柔らかい地形でなく入って行けた。すぐ西側はミニトマトの畑であった。

 

 1座目が簡単であったので、ここもそうたいしたことがないだろうと思っていた。地形図では変則四差路のように書かれている場所から尾根側に進めばいいのだが、その先からそれらしい道形は見えない。最初に一番濃い道形として西側に進むコンクリート舗装路を進んでみる。20mもいかないうちに消滅し、損先は激藪化していた。振出しに戻る。

 

 変則四差路から北に進み、破線路があるだろう場所を進んでみる。なんとなく道形があるようだが、10mほど進むと完全に藪化した。地面には大きな鹿のオロクも見られ行く手を阻んでいたりした。周囲を見回し道の在り処を探るも、全く見えてこなかった。密藪を漕ぐ事15mほどで、登ってゆく斜面が開ける。この場所の西側からは水の音がしており、見える装置からは貯水タンクがあるように思えた。標高620m付近。

 

続く斜面には農林水産省の杭が見える。上にも何かあり、杭の場所に埋設物があるようだ。落ち葉の堆積した斜面を上がってゆく。ここには道形があるはずなのだが、まだ見えてこない。680m付近に、先ほどの農林水産省管轄の貯水施設があった。ここからの水で山麓の果樹畑が潤うって事だろう。最初はどうなるかと思ったが、620m以上では下草の無い快適な斜面が続いていた。

 

770m付近で、大ぶりな石組のある祠が鎮座していた。小さな社務所のようなものがあったのか、東側にトタンなどが散乱していた。地形からは、丸山地区の氏子が管理する場所なのだろうが、いつしかその組織が破綻しこの社を守り、また崇める人が居なくなってしまったようだ。道は消滅しているのはそのせいであろう。この先でやっと明瞭な道形が尾根に走っているのを見る。となると、道の在り処より少しずれて登ってきていたのか・・・。

 

天狗山到着。達筆標識が待っていた。地形図では西側の峰で標高点を取っているが、掲げられている標識は全て東側の峰に設置してあった。ちなみにと高度計で標高を見ながら西に進んでみると、標高点を取っている場所と東峰との差異は測定できなかった。もっと言うと、この山頂は西側にもう一つ峰があり、そこまで高度計を観察したが、3峰とも同じ標高と読めた。当初は東の市川地区への破線路を辿るつもりでいたが、車を中腹まで上げてしまったので往路を戻る。

 

祠の場所まで戻り、そこからは道形を拾うように進んでみる。往路は尾根の東寄りに登ってきたが、掘れた道形は概ね尾根の西側寄りに見られた。そして680mの貯水施設へも西側より降り立つ格好になった。ただし、これ以下の標高では掘れた道形が見えなくなった。現存する道形と地形図に見える破線位置とは少し違っているのを体感した。再び藪に潜り、オロクを見て、林道最終端に戻る。

 

最上部の畑では男性がトマトに水やりをしていた。畑側に停めずに良かった。それでもこんな場所に上州ナンバーでは不審に思ったであろう、一言言葉を交わそうと思ったが、こちらを目に入れないように仕事をしていたので、そのまま静かに麓へ下ってゆく。

 
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