神引山     98.8m        唐人津城     109m         

 
   2016.5.3(火)    


   晴れ   同行者あり  中の浦から大崎へ遊歩道を歩く    行動時間:2H12M 

 
                 


@野鳥の小道北口9:07→(7M)→A中の浦9:14→(14M)→B神引山(展望台園地)9:28〜35→(30M)→C唐人津城10:05〜10→(8M)→D隈の井10:18〜21→(7M)→E第一展望台10:28〜30 →(14M)→F第二展望台10:44〜45→(8M)→G第三展望台10:53〜54→(31M)→H野鳥の小道南口11:15 →(4M)→I北口に戻る11:19


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@野鳥の小道北口に駐輪してスタート。 A中の浦海水浴場 中の浦への下降点に遊歩道の入り口があるが、道標は無くやや不明瞭。写真中央。 B神引山展望台。見える緑の場所が山塊の最高点。
hyoucyuu.jpg  kannbikiura.jpg  nishigawayori.jpg  nishigawayorikanbiki.jpg 
B東京百景のカンビキ展望台 B展望台からカンビキ浦 B西側から見る展望台 B西側よりカンビキ浦
hougakuishi.jpg tonneru.jpg toujindushiro.jpg  toujinndushirohyoucyuu.jpg 
B「方角石」は複製のようだが、見つけての幸せ感はある。 カンビキ展望台から唐人津城までは、遊歩道にしては起伏が多い感じ。 C唐人津城 C標柱
saikoute.jpg  kumanoihyoucyuu.jpg   kumanoikara.jpg   hokora.jpg  
C見える高みが式根島最高点。 D隈の井は禿げた景勝地かと思ったが・・・。 D海側は断崖の上となりスリル満点。 途中の祠
daiichi.jpg  daiichi1.jpg  daini.jpg  daini1.jpg 
E第一展望台 E展望台からミチナシのアシカ穴(中央)を見る。 F第二展望台 F第二展望台から西側。
daisann.jpg  daisan1.jpg  rindouni.jpg  komichiiriguchiminami.jpg 
G第三展望台  G御釜湾 ダート林道に出る H野鳥の小道南口
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I野鳥の小道北側に戻る      



 

 式根島に上陸し、まずは西側の遊歩道を周回することにした。自転車を借り、バックパックを大浦キャンプ場にデポして、周回の基点に考えた野鳥の小道の北口に行く。ここからであれば、いい感じに一筆書きでの周回になる。

 

 自転車をデポして中の浦に行く。海岸への下降路に入ってすぐに、道形が西に入っている。これは違うだろうとどんどん降りて行き、何も見出せないうちに中の浦のビーチに降り立った。先ほどの道形が遊歩道だったようだ。急坂を登り返し遊歩道に入ってゆく。ここには道標は無かった。

 

 あまり伝う人は居ないのか、散策路らしくはあるものの、それにしては踏まれていない印象を受けた。あとは散策路と言うよりは、トレッキング寄りの道と言える起伏や屈曲があった。式根島の地図にはコースタイムがふられているのだが、道標の乏しさも加味して、距離表示や詳細記載もあった方が利用者に優しいだろうと思えた。

 

 道形に従って西に進んで行くと、谷を挟んだ向かう先に園地のような場所が見えてくる。カンビキ展望台で間違いなく、そこに観光客の姿が見える。好天の日で、翌日が大荒れになるとは微塵も感じさせないような暑さであった。汗しないようにスピードコントロールしながらゆっくりと登って行く。

 

 カンビキ展望台からの景色は、新東京百景に選ばれている、リアス式海岸であるカンビキ浦がごつごつと見下ろせる。もっといい景色が、西に進んだ先の展望場で、この日はあまり足を運ぶ人は居ないようであったが、1.2倍ほど西側からの景色の方が綺麗であった。カンビキ山はこの南西側にあるピークのようだが、月面の様な乾いた地形を登って行く。

 

 するとそこに方角石なるモノが現れた。解説が添えられ、カンビキ山ではなくここを丸山と称しているようであった。三角点探しのわけだが、この方角石が見られたことで満足してしまった。起伏が多い地形が散在しカンビキ山の最高所としてどの位置に立てばいいのか判らない場所であった。そしてここからが迷った。薄い踏み跡が丸山の北側から西に延びていた。それを伝えば遊歩道に合流するのだろうと思い、少し伝うがかなり有耶無耶になってゆく。ここでも離島でのギャンブルは極力避けて車道側に一度降りてゆく。

 

 何のことはない、カンビキ展望台の登り口から遊歩道が分岐していた。この辺りの表記が式根島のマップでは読み取り辛い。ルートが見つかり喜んで入ってゆくが、ここからもまた遊歩道と言うにはレベルの高い道が続く。道幅も狭く起伏が多くクネクネと曲がっている。慣れない観光客は不安になるようなジャングルの中の様な雰囲気であった。コンパスが無いとどの方向に進んでいるのか判らなくなる場面もあった。

 

 途中、スニーカー履きの若い女の子二人がすれ違う。ほほを赤く染め、この日の天候の良さをそこに表していた。唐人津城に近づくにつれて樹林の中を潜るような場所が多くなる。涼しさにつながるのだが、視界が塞がれ明るさが減ることにもなり、淡々と歩く中では良し悪しであった。

 

 唐人津城に到着する。板張りのデッキのような場所が作られ、そこからの海側に乾いた景色の高みが見える。高みの上がこの島での最高所であり、踏めばいいのだがなぜか見上げるだけで踏まなかった。山じゃないからか・・・そうなのか、そうなのだろう。形状は山であり、山と認識する全てが現地に揃っているのだが・・・。

 

 遊歩道に戻り南に進んで行く。ここからの道は、ここまでの道に対しかなり遊歩道的になる。幅も広くなった感じがする。進んだ先にあるのは隈の井と言う景勝地で、ここも月面を思わせる殺風景さがあるのだが、何か誘われ海側に行くと、ブルブルガクガクとさせる断崖が待っていた。リアス式海岸ならではの浸食による自然美でもあるのだが、少々風があり、その風向きによっては海に落とされてしまうのではないかと思うほどであった。柵も何もなく、その為の怖さもあった。錫杖岳左方カンテの注文の多い料理店では全くなかったが、ここでは自分の無防備にガクガクと足が震えた。隅の井は海側に行くべき。

 

 この先は、御釜湾を見下ろす展望台が3つ続く。第一展望台は、新島の羽伏浦展望台と同じ仕様で作られていた。上にあがると、正面にミチナシのアシカ穴が見える。おそらくは、そこを見るがための展望台でもあるのだろう。

 

 第二展望台、第三展望台はやや簡素に作られ高さもない、比例したように展望も樹木に邪魔されたような場所となっていた。これでマップに記された遊歩道に絡む景勝地は全て見た形になったが、先に進むと「ネコネ場所 地元」などと標識があり、少しそそられたが右に流した。

 

 ダート林道に出て左折してゆくと舗装路に乗った。このあたりも式根島のマップでは読み取れない部分。地図をしっかり読みたい人には迷う部分であろう。野鳥の小道の入り口が見え左折して入ってゆく。野鳥が多いわけではないが、ちらほらと野鳥を意識した水受けの鉢が置かれた林道で、森林浴が出来る場所となっていた。季節を選べば渡り鳥が多く居る場所なのだろう。

 

 北側の入り口に到着しデポしておいた自転車に跨る。西側の遊歩道探訪完歩。

 

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