観音山     698.2m       

 
   2017.1.7(土)    


   晴れ    単独    観音院より   行動時間:1H28M 

                 


@観音院登山口8:49→(7M)→A観音院8:56→(35M)→B観音山9:31〜42→(23M)→C観音院帰り10:05〜09→(8M)→D戻る10:17


     
@観音院参道入り口から A観音院 最初の分岐 段差の大きい階段が続く
       
二つ目の分岐 直下 B観音山 B二等点
   
B標識 B倉中生徒会 B和田地区側 B南側
          
Bハムカツパン 西秩父桃湖を見下ろす C聖浄の滝の落ち口 C本殿と、その後ろの岩盤。
       
D駐車場に戻る。      




 白石山を降りたら観音院へ向かう。外気温はまだマイナス3℃。陽が上がったものの気温が上がらない地形のようであった。観音院の駐車場には軽ワゴンが1台見える。登山者か参拝者か管理の人か。少し汗した体が、マイナス3℃をもっと寒く感じさせる。早くに温まりたく急いで出発する。

 

 石の仁王像を左右に見て、句碑の並ぶ石段を登ってゆく。沢があるせいかさらに寒い印象を持つ。逆に、暑い時季なら涼しい思いが出来る場所なのかもしれない。観音院に到着すると男性の姿があった。居住まいからして管理者のようであった。鐘を鳴らしたい衝動に駆られたが、帰りにと先を急ぐ。社務所脇を抜けて登路に入ってゆく。

 

 最初の分岐から、国体コースの道標が現れる。この分岐からの登路は段差が大きく歩き辛い。左に見える斜面には長い梯子がかかっているのが見える。聖浄の滝の管理用の登路なのかと見下ろしていた。よく踏まれた道で階段がない場所はなだらかな場所が続く。

 

 二つ目の分岐から直登気味に進路が変わる。ここを進むと尾根に乗り上げる。乗り上げると左右に道を分けるが、道標に従い西に進む。右下眼下には西秩父桃湖のくすんだエメラルド色が望めた。途中、仁王像の材料を採った場所との解説板がある。確かに切り出した四角い跡が残る。切ったはいいが、どう降ろしたのかと言う方が気になる。わずかに雪が乗るものの、無いに等しい状態の中、目的地に到達する。

 

 観音山には、小さく埋まるものの二等点が鎮座していた。経路は寒かったが、陽が当たり山頂は暖かく心地いい。先ほど登った白石山も見えていた。北西側には山肌にへばりつくような和田地区の集落が見られる。ここから牛首峠側へと進みたい気もあったが、観音院を足早に通過してきたので、ちょっとそれが後ろ髪を引く。句碑もまともに読まずに急いで上がってきていることからも、もう一度あの場所へと、往路を戻ることにした。

 

 誰か登ってくるかと思ったが、時季外れのマイナーピークのようで、その様子はなかった。観音院まで降りたら、まず本院を拝み、聖浄の滝を観瀑する。ここの滝つぼには錦鯉が泳いでいる。滝壺と言うよりは池の様相であった。境内から各方面に登路もあるようだが、その全てが閉じられていた。最後に鐘楼の所へ行き鐘を鳴らそうとしたら、そこに「帰りに鳴らすものではない」との注意書きがあった。それは知らなかった。到着してすぐに鳴らすものらしい。残念だがこれも仕来りでありルール。

 

 降りて行き、仁王像を見上げる。切り出した場所を見ているからこその注意深さを伴って・・・。日本一の石の仁王像らしい。駐車場に戻るも、そこは静かなままであった。


 

                          

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