スズヶ峰下から鳩待峠まで
2017.5.5(金)
晴れ 単独 スズヶ峰南1900mから鳩待峠まで 行動時間:2H40M
@スズヶ峰南1900m地点4:45→(44M)→A左俣往路取付き点(出合)5:29→(49M)→B山ノ鼻6:18→(65M)→C鳩待峠7:23→(2M)→D駐車場7:25
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@テントを撤収し下山 |
@幕営地からは赤倉岳が良く見えていた。 |
景鶴山と来光 |
途中から柳平側 |
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1818高点北側から谷筋に入る。 |
最初は緩やかだったが、途中から急峻になる。 |
屈曲する場所には小滝があるようで、既に流れが出ていた。下側から撮影。 |
沢の様子。 |
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上流から数えて二つ目に流れが出ていた場所。ここも少しノドの様になっており先が見えず危険。下側から撮影。 |
A左俣の出合 |
A初日に取り付いた場所。 |
湿地の中の、流れが太くなった場所。 |
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B山ノ鼻到着 |
Bテントの花。密集して窮屈そう。 |
ルート途中に雪崩発生。 |
ガチガチ・ツルツルのトレース。 |
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C鳩待峠。連休後半3日目、ハイカーはまばら。 |
D第一駐車場に降りる。1日2500円。 |
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山旅の最終日。全ての目的座を踏んだのでこの日は下山のみの行程となる。早くに鳩待峠に戻れれば、駐車料金は2日分になるのではないかと考えるのであった。1日が2500円なので1日差が大きいわけで・・・。
コーヒーとパンで幕営最後の食事を終えてパッキングする。雪解けの進む雪の上での2日の幕営であり、いろんなものがしっとりとしていた。テント自体がだいぶ疲れてきているかも・・・なんて思うのだった。そしてこの日もくっきりと目の前に赤倉岳が見えていた。雨具を着ずとも温かいほど。
スノーシューを履いて下山開始。私の居た1900m地点より下でも二張りほど見え、尾根南斜面での雪洞で過ごした方の姿もあった。この連休にどれだけ平ヶ岳に入山したのだろうか、尾根上は無数のトレースが並んでいた。1800mで南東へ降りてゆくのが通常となるが、無視して岳ヶ倉山側へと進んでゆく。そして1818高点北側から谷に入ってゆく。最初はけっこうに急峻でドキドキする。スノーシューよりアイゼンの場所であった。
谷(沢)筋を快適に伝ってゆくが、途中で流れの音がし出す。標高1630mで谷筋が屈曲するのだが、ここに小滝のように流れが出ていた。勾配の強い場所しかなく、ちょっと通過に難儀する。南(右岸)に高巻きするようにして滝の下に立つ。この標高で流れが出ているのか・・・と振り返りつつ意外に思えた。
流れが出ている場所は特異な場所であの場所だけと思っていたら、進んでゆくとさらに顔を出していた。ここも落ち込むような地形でまさしく滝であった。ここも右岸を降りてゆく。そして2度あることは3度あり、さらに進んだ先にまたまた現れた。ここで谷(沢)筋を伝うのは諦め東側の尾根側へと進む。この尾根が往路の尾根で、グザグザに踏まれたトレースに乗る。
出発から45分で左俣の出合に降り立つ。ここから柳平間にもテントが4張り見られた。ザクザクと通過してゆくと、その各テントからモゾモゾと動く様子が見える。南進してゆくと、すれ違うスキーヤーもちらほらあり挨拶を交わす。「どこまで行ってきたのですか」などと聞かれるのだが、どう反応するのかと「水長沢山です」なんて答えてみる。「ああ」なんてほとんどが反応していた。日本語ってあいまいでとてもいい。おそらくマニアでないかぎり水長沢山など地図では目にしない。湿原の上をうねる残雪に伝ってゆく。
山ノ鼻到着。本当は休憩しようと思っていたが、凄いテントの花と人の数に、逃げるように通過してゆく。ダウンを着込んで朝食をしている中を、半袖の私が通過してゆく。この先は6時ゲートオープンに対し、そろそろ入山者がすれ違う頃であり、団体も居るだろうと心して向かう。途中のへつりの場所では新たな雪崩が発生しルートを塞いでいる場所も見られた。
ちらほらとすれ違う。が、そう多くない。結局鳩待峠までにすれ違ったのは10人にも満たなかった。連休の終盤となればこんな感じ。入山口には県警の警官も二人来ており、入山者に注意を促していた。駐車場に降りてゆくと、料金徴収係のおじさんが待っていた。事前に払った車はフロントガラスに駐車券が見える。見えないのは私くらいであった。「お代払います」と寄ってゆくと、「いっぱい停めてもらったけどサービスしとく」なんて言葉が聞こえた。「おいくらですか」と聞くと、なんと「2500円」と言われた。手にしていたのは8000円。てっきり3日分の7500円を徴収されるのかと思ったら・・・。私が特異な車で出向いたので配慮されたのかも。到着時、「関係者ですか、関係者は向こうの駐車場です」と言われていた(笑)。
全日快晴の中、2泊3日の山旅を終える。
今シーズンは残雪が多いので、ゲートを設け時間規制にしているようであった。その年々で状況が違うので、よくよく調べて入山したい。
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