立山     1444.9m (三角点標高)      

 
   2017.3.11(土)    


   小雪    単独    鈴蘭高原別荘地より  行動時間:32M 

                 


@別荘地9:11→(16M)→A立山最高所9:27〜28→(1M)→B立山三角点9:29〜31→(12M)→C戻る9:43


     
@別荘地の除雪最終端から立山を目指す。 途中に見えたゲート アンテナ施設へは深く掘れた道が伸びている。 立山山頂へはなだらか。スキーにも適している。
       
登ってきた場所を振り返る。 A立山最高所。帰りに確認したが、三角点より1mほど高い。 A中央に御嶽山。 A下呂市側
   
B三角点ポイント側の北側も開けている。 B中央の木の雪面より200mmくらいの場所に標識が下がる。 B三輪さんの標識 帰路にアンテナ施設を撮影
          
C除雪最終端なので路上駐車 鈴蘭高原へのアプローチ道は、轍が深く、凍っており、地上高の低い車は走れない。




 この山の実際の標高は1446mくらいだと思う。

 鈴蘭峠から別荘地(北)側に戻ってゆく。この別荘地内の道は、そのほとんどで除雪されている。管理がしっかりしているのが見えるのだが、除雪してあるにしては住まいしている人が少ないように見える。寂れた感のある別荘地であった。冬だからか・・・。

 

立山側に進む道はいくつもあったが、展望場前から西に入る道を進み、鈴蘭荘の標識のある分岐を南西側に折れる。進んでゆくと途中に別荘地の管理舎があり、そこにたくさんの車が停まっていた。閑散としていた別荘地内においてここだけ賑やかで、最初は何かの工場があるのかと見えた。そこから下りになる。スリップしてハンドル操作を誤ったら、面倒なことになりそうな勾配であった。鞍部が分岐で、その先に登りあげて行くと除雪終了点となっていた。狭い場所で何度も切り返しをして180度向きを変える。

 

除雪後に200mmほど積もっているようだ。日差しが出ると暖かいが、それが雲に閉ざされるととたんに寒い。外気温はマイナス4℃。汗した体はわずかな温度変化にも敏感で、風が寒く感じる。土曜日であり、除雪車両がここに来ることも考えられる。気にはなったが短時間で往復して来ようと、車はこのままにした。

 

やや広めの道形を進む。見える北側の別荘には人気はない。電柱が続く道形を追うと、途中左側にゲートが見える。地形図から読めるのは、ここは四差路になっているようだ。さらに先に進むと、深く掘れた地形となる。プチ雪の回廊のようになり、立山側は5mほどの壁になっている。実線路で書かれている道なのだろう、そのまま進むと1427高点との鞍部に行ってしまう。適当な場所で道形を離れ、立山に向けての緩やかな斜面を進んでゆく。

 

鈴蘭峠からの場所もそうだが、ここもスキーで歩いても楽しめそうな場所で、鈴蘭峠からはクロスカントリースキーのように歩行重視がいいが、こちらは滑走にも適した斜面がある。東側にこの日初めて御嶽山を望むことが出来た。やっと雪雲の中から出てきたような感じであった。別荘地が見下ろせる場所で、地内を走る車の動きも見える場所で、停車場所側に進む車がないか何度も確認する。あったからとてすぐには戻れないのですが・・・。

 

立山到着。実際に標高をとっている三角点ポイントはまだ先だが、山塊の最高峰は三角点の南西30m付近に存在する。ここで高度計を見ながら進むと、1m高度を下げて三角点の場所があった。雪面から200mmほどの場所に、オコズリ山同様に三輪さんの標識がかかっていた。この付近に点が埋まっているのだろうが、大平山で懲りたので掘り返すことはしなかった。北に行くとワイヤーが掛けられたまま残置されている場所も見える。その北側もまた開けた場所であった。標識の場所で再度高度計を読んで、先ほどの最高所に戻る。やはり1m動いた。実際の立山の標高は1446mほどなんだろうと思う。

 

トレースを追いながら、少し滑らせぎみにして降りて行く。東側斜面に滑り降りたいような、そんな地形でもあった。初心者が山スキーの練習をするにも丁度いい場所に見えていた。出掛けには日差しがあったが、上に到達して以降は小雪が舞いだしていた。路上駐車状態なので気が焦り速足で戻ってゆく。別荘地でのトラブルは禁物。ここはそうではないが関係者以外立ち入り禁止の場所も多く、別荘地内の駐車は気を使うのだった。

 

車に戻り本日の予定を早々に終える。風に乗って声が聞こえてきた。付近のどこかに住まいしている方が居られたよう。帰路気にしてみたが判らなかった。家への復路は高遠経由で八ヶ岳の南面道路を使って戻る。有料道路とかはないが、40kmほど往路より距離があり、有料料金を燃料換算したら、同じことだった(笑)。

 

振り返る。無積雪期でも短距離なので負荷はないとは思いますが、雪があって景色の綺麗な場所であった。ここも御嶽の展望台。東側に邪魔するものが一切ない。



 
                          

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