赤仁田山        879.3m        
                    
                                                  
                                      

   2019.5.18(土)


  晴れ    単独     南側林道よりより    行動時間:1H2M


@950m地点モノレール小屋7:55→(16M)→A石祠8:11→(10M)→B赤仁田山8:21〜26→(9M)→C石祠8:35→(22M)→D戻る8:57


   
標高950m地点。林道が北側に張り出した場所には大きな余地がある。 @建物はモノレール小屋であった。 960m峰への尾根筋。ここはたおやか。 960m峰の北側は岩壁で、北東尾根は急峻でこんな感じ。降りてから振り返る。
       
しばらく青いフェンスが続く。 東側にはモノレールが並走。 910m峰(肩)は西側を巻く道形がある。 900m峰(肩)には二本のマーキングが見られる。
     
A830m付近。鞍部までもう少しと言う場所に祠があり、9割がた埋まっていた。 鞍部の様子。植樹帯でよく管理がされている。 赤仁田山への南側は広葉樹が混じる。 B赤仁田山山頂。北側が明るい。
       
B三等点 B三角点は三等配で守られている。 Bツツジとヤキソバパン 鞍部には西からの道が上がってきていた。
       
C祠は少し掘り出しておいた。 890m付近。小ピークにあった祠。下側にあったものと同仕様。 910m付近で主尾根からの枝道に入ってみる。 モノレールを跨ぐ。
     
Dモノレール小屋に戻る。 D駐車の様子。




 ソデガヤの後は、塩の沢トンネル北側の赤仁田山を目指す。この1座のみであれば、その塩の沢トンネルの南牧側入り口付近から、植林斜面を這い上がれば最短路と見ていた。塩之沢峠との動線で行くと、塩之沢地区に降りるより、塩の沢トンネルの上を御荷鉾林道で通過し、上から下るように狙った方が近く、南からアプローチすることにした。

 
 塩之沢地区へと向かう林道から、大仁田ダムへ通じる林道に入る。しばらくは舗装路であったが、南牧村に入るとダート林道となった。塩の沢トンネル上の屋敷山隧道は、こんな場所に在りながら広く立派なトンネルであった。当然照明などはなく、それにしては明るいトンネルだった。それほどに広いのだった。

 
 1061高点の北側、林道が北に張り出した場所は東と西に尾根への下降点があり、西の方が今回利用する尾根で、10台くらいは停められそうな広みのある場所であった。そこには人工的な構造物があり、最初何があるのか判らなかった。中を覗くと、モノレールの駅なのだった。緑のフェンスも尾根上に張られ、今は破れているが以前はしっかり管理された場所のように見えた。

 
 7:55行動開始。モノレールの小屋から西に這い上がり尾根に乗る。そこから960m峰に登る尾根筋は広く快適であった。こんな尾根が続くのかと思うのだが、960m峰からの北側斜面は、急峻で足場も悪く、分けて進むような植生が待っていた。その右(東)側にはモノレールが見え、レールを伝った方が楽なように見えた。

 
 しばらくフェンスが続き、その東側を進んで行く。鞍部まで下ると、東側からの道形が合流した。急峻尾根を避ける道が存在していたのだった。ここからは植林帯のような雰囲気となり、910m峰があるのだが、そこは西斜面を通過する道形が存在した。900mの高みには2色のリボンが檜に縛られてあった。ここからは東に進むのが進路のような地形で、そこから逸れるような感じで北側に降りてゆく。ここに道形は無い。

 
 鞍部までもう少しと言う場所に祠の屋根が見えた。峠道になっている場所なのか、ここから南東側に踏み跡が見え、もう一方は西側に降りて行っていた。一帯は枝打ちや伐木がしっかりされた植林帯で、管理が行き届いており景色が気持ちいい。登り勾配になり広葉樹林になって行くのだが、尾根の東側に幅8mほどの広い道形があるように見える。自然地形でそう見えただけなのだが、林道が廃道になっている場所のようにも見えていた。

 
 赤仁田山には、好事家の人工物が掲げられていると予想したが、三等点が埋まっているだけで、他に一切の人工物も見えなかった。面白いことに、この三角点であるが、通常は四方を置き石で守られていることが多い。なかには欠損して三方になっていたりするが、それでも90度振り分けの四等配が通常。ここは120度振り分けの三等配なのだった。長らく三角点を拝ませてもらっている経験の中では、珍しいものであった。もう一つ適当な石が無かったのだろう。三角点脇にはヤマツツジが咲いており、誰かがこの場所に植えたかのようないい位置取りであった。ヤキソバパンを掲げてから南に戻って行く。

 
 植林帯の中の鞍部から、西の山腹を進む道を右に見送り尾根を登る。屋根だけ見えているだけではだれにも気づいてもらえない。もう少し全容をと祠と判るほどまでに掘り返す。そしてここからは尾根に対し東側に進む道形を追ってみる。しかしどんどん南へ進んで行く形で、900mの肩の場所へと向かっていなかった。900mの肩からの東尾根を西に登ると、こちらの小ピークにも先ほどと同じ仕様の祠が置かれていた。標高は890m付近。先ほどは掘り返したが、こちらは庇の柱が倒れていたので直しておいた。

 
 900mの肩に戻り、往路の景色と繋がった。南進し緑のフェンスが見えだし、往路に見た東側の分岐路に入ってみることにした。伝うと途中でモノレールを跨ぎ、伝いやすいように切られた道は最終的にモノレール小屋へと導いてくれていた。最初からこれに伝って進めば楽だったよう。

 
 車に戻る。林道にはオフロードバイクの新しい轍が増えていた。






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