バンバガヤ山        840m    
                    
                                                  
                                      
   2019.6.1(土)


  晴れ    単独     北麓箕輪地区より  行動時間:1H36M


@日野カントリーロード(キャンプ場分岐)7:55→(22M)→A車道に乗る8:17→(18M)→B温石峠入口8:35→(4M)→C温石峠8:39〜41→(11M)→Dバンバガヤ山8:52〜58→(9M)→E温石峠帰り9:07→(31M)→F戻る9:38


   
旧ルーデンスカントリークラブの、東側分岐点はゲートされ入れない。監視カメラが作動している。 日野カントリーロード(オフロードバイクコース)のコースが一帯にあり、ふれあいの道もこのコース内になっていて危険すぎる。 @コース内のこの場所から入山。ふれあいの道がそのまま走行コースになっている。 ふれあいの道には、このようなテープがあり、進路を塞いでいる場所も多い。
       
急登。以前は車も通れただろう道だが、今はオフロードバイクの遊び場。 ふれあいの道上にこのように。手前がオフロードコースって意味。 A尾根に乗り上げ、車道に出る。最初の写真の場所からの道。 A温石峠まで1.4kmの舗装路歩き。
     
旧ルーデンスの桜コースは、メガソーラーになっている。 B温石峠への入口はバリケードで塞がれている。自転車やバイクが入らないようにするためか・・・。 峠道は石畳。 C温石峠。石仏や石碑などはない。
       
尾根上には特に道形は見られない。 途中の自然石の標柱。 ライムグリーンが見事。 倒木の先が山頂。
       
Dバンバガヤ山 D「字上妹ヶ谷」と彫られている。基部はコンクリートで固められている。 D西側の尾根上には道形が見える。 DフジオカTK氏の荷紐が残る。
       
D玉切りした丸太が一つ。 D南の尾根にコンクリートで固められたこれが見られた。  Dバンバガヤ山でヤキソバパン D南斜面は植林地。馬場で萱場だったのだろう。
       
E温石峠帰り 車道に戻る メガソーラー 途中、ふれあいの道より西の道形を降りてみる。これは入らない方がいい。
       
ふれあいの道に乗る。 2.5mほどの長い蛇が居た。  戻る。下(向こう)への道も右も手前も、みなオフロードコースで、ナンバー無しのバイクが爆走していた。




 バンバガヤ山へは、普通に東側からの林道を伝ってアプローチすればいいと思っていた。ルーデンスカントリークラブを経て尾根に乗った場所から西へ進めば温石峠近くまで行くことができる。麓側からルーデンスCCへ登って行くと、既にここも旧ルーデンスCCとなっていた。と言うのも、西のルーデンスCCは既にメガソーラーの場所になっているのが衛星画像で見えていたが、東のコースは以前見た時はグリーンのままだった。よってまだやっていると思っていた。がしかし、東のさつきコースもまたメガソーラーになり、クラブハウスは土建屋の事務所のように様変わりしていた。停まっている車も、工事関係車両が多かった。

 
 ルーデンスCCさつきコース(東)から、さくらコース(西)への行く林道の入り口には、強固なゲートがあり現在は閉まっていた。さらに電源供給のケーブルも見える監視カメラも設置してあった。ゲートの脇はすり抜けられるが、この状況に入ってはいけないと判断できた。こうなると違うアプローチをしないとならない。林道を含め一帯が私有地であることを知った。エアリアマップを見ると、北に関東ふれあいの道がある。歩く距離が増えるが、公的なルートがあるなら迷わず伝おうと思った。

 
 転身し最初は「土と火の里公園」から林道を上がって行く。舗装してある路面だが荒れた林道で、途中から草ぼうぼうになり進めなくなった。戻り岡本バス停の交差点から南に入る。細い林道があり、上に行くほどに急な場所が増え、カーブの場所ではタイヤが空転して何度も鳴いていた。冬季はかなり恐ろしい場所になるのだろう。驚いたことに、この先の箕輪地区には、まだ住まいしているお宅が2軒見られた。廃墟も多い中、住めば都なんだろう。でも今の道を毎日のように通過するのか・・・感心するばかりであった。


 集落を過ぎさらに進むと「日野カントリーロード」と読めるオフロードバイクのコースがあった。ここからコンクリートの舗装路を左に上がって行く。変則のT字路になっていて、ここで関東ふれあいの道と合流した。余地はあるが何か様子がおかしい。あちこちにオフロードコースの道標が見え、この場所もコースの中に取り込まれている。私有地を県が借り受けてふれあいの道を造り、後で持ち主に返されたのか、そう思わせるような状況であった。ただしそこには行政のふれあいの道の道標もまだ見られる。


 悩んでいても時間が経つばかりなので出発する。ふれあいの道がどこなのか判らないほどにオフロードバイクの轍があちこちに切られ、それほどに縦横無尽に走っている場所で、いやなのがコースを示すテープが延々と流され、時に通せんぼするようにいくつも張られていた。よく止め山の場所に一筋のテープが流されているが、ここはそれが何十本と流されているのだった。まだ朝の時間なので競技者が居ないのだろうけど、時間になるとここを走ることになるのだろう。違和感しか抱かなかった。


 早くここを抜けたいと、少し足早に進む。ふれあいの道の本道がもう何処か判らなくなっている。もうすぐ尾根に出ると言うところで、「進入禁止」の表示があった。ふれあいの道上に居るのにこの表示はおかしく、やはりこれもオフロードコースとしての、この先進入禁止なのだった。かなり上部までコースとなっているのだった。


 尾根の車道に出る。ゴルフ場の連絡路なので当然だが、しっかりとした一級の舗装路でセンターラインまで引かれていた。ふれあいの道の道標もあり、「温石峠まで1.4km」とあった。西進してゆき、721高点の場所を見ると小屋が見えた。これはゴルフ場だった時の休憩舎であろう。その先で旧コースが見えだすと、一面のソーラーパネルが見え壮観であった。舗装路を歩きながら、少し気になったのだが、南側下に棚のような道のような場所が続いていた。


 ヘヤピンカーブを経てバンバガヤ山へと向かってゆくと、進む先に3つの高みが見え、その先にはオドケ山と記憶する山容が見え形よく目立っていた。先ほどの分岐点から1.2km歩いたようで、道路わきに「温石峠へ0.2km」の道標があった。しかしその入り口はバリケードで塞がれていた。バリケードの意味が最初は判らなかったが、人の通れる空間は設けてあるので、自転車やバイクを排除する目的で造ったものと理解した。


 舗装路を離れ温石峠に向かうのだが、ここは石畳が敷かれていた。古のこれが見られただけでも来た甲斐があった。峠の北側に広みがあり、東に道が分岐していた。尾根に登り上げ峠になった場所には、祠も石像も石塔もなく、意外にも素っ気なかった。こんな場所ではないだろうと、東に分岐している道側に行ってみたが、下降しだす場所までに進んでも峠らしいものは見られなかった。在ったのは多野東部森林組合の工事経歴を示すプレートのみだった。


 温石峠から西に尾根を登って行く。道形は特になく、獣道さえも見られなかった。途中に「山」と彫られた自然石の標柱が見られる。801高点を経て新緑の美しい広葉樹林帯の中を進む。1座目の黒仁田山同様に、こちらも下草は無く快適そのものだった。山頂手前にはミズナラだろうか、大木が根を見せ横たわっていた。


 バンバガヤ山登頂。南が植林帯で、対する北側が広葉樹林帯であった。三角点は無いものの、先ほど見た「山」の標石が埋まっており、これはコンクリートでしっかり基部を固めてあった。山の下には「上妹ヶ谷」と彫ってある。境界が必要であるが、これを切り出し彫って造るのも大変であろう。北側のアカマツには、よく見るフジオカTK氏のだろう荷紐が色あせていた。あと、なぜか一つ玉切りされた丸太があり、腰かけるのにちょうどいい。南の尾根側には、ビニールパイプにコンクリートを流し込んだものがあった。ここより、西側の高みの方が高いのだが、エアリアマップの新旧図面を見ても、この場所でバンバガヤ山としている。


 ヤキソバパンを掲げてから東へと下って行く。温石峠まで降り、再度いにしえの残置品が無いかと探すも、やはり見られなかった。車道に戻り東へ戻って行く。標高700m付近、もう少し進めば往路のふれあいの道だが、ここに北に降りてゆく道がある。伝うと、途中の沢の場所で崩落しており少しドキッとさせられる。それでもそのまま下に進むが、進路が北に行かずに西に降り出す。ゴルフ場内の道であり、西側の道と繋がっているのだろうと思えた。適当な場所から東へと藪斜面を降りてゆく。斜面にはゴルフのボールが沢山落ちていた。


 ふれあいの道に乗る。既に下から爆音が聞こえてきていた。オフロードコースが開業したようだ。こちらに来ないうちに降りてしまおうと思っていたがそう上手くいかず、レーサー仕様のバイクが5台連なって荒れた道を楽しむように上がってきた。過ぎた後には嫌は排気臭が漂う。やはりここはコース内であり、バイカーが主人で登山者は蔑ろにされている感じであった。山は静かに歩きたいと思っている趣向から、ここは全く外れている。


 駐車余地に戻り着替えていると、先ほどの5台が降りてきて、今度は違う3台が新たに上がってきた。みなナンバーは無く、キャンプ場への道へと降りて行った。ここは無法地帯なのか。大人だけの登山ならいいが、こんな場所に児童生徒を連れてきたら、嫌な思いしかしないのではないだろうか。こんな場所も必要だが、ここに造らなくても・・・。




 
              戻る