水尾山        1044m        
                    
                                                  
                                      

   2019.7.6(土)


  くもり    単独    西側破線路を使い往復   行動時間:26M


@破線路入口(峠・分岐)6:03→(12M)→A水尾山6:15〜20→(9M)→B戻る6:29


   
@奥志賀公園栄線の、野沢温泉への分岐点に破線路入口あり。 @林道幅の破線路。 @入口標柱 林道幅の終わり、山道の最初には石碑あり。
       
「大山袛・・・」と彫られている。昭和五年に建てられたよう。 掘れた道形 刃物跡も見られる。上の方では木々が道形を覆う。 A水尾山山頂
     
A20本ほどに枝分かれしたブナがあり、地上高3.5m付近に山名板が見られる。 A山名板 A水尾山でヤキソバパン A南東へ進んで行く掘れた跡。
       
A西側への道形。登ってきた側。 ブナ林の中の道形。 林道幅の場所まで戻る B道向かいに駐車余地は十分量。




 高倉山の後、同じ奧志賀林道沿いにある水尾山を目指す。田中酒造の「水尾」は、ここの山腹よりの水で醸していると聞く。最初にここの記録を読ませていただいたのが300名山の記録で有名なN氏のサイトその後SK氏も登ったが、両猛者はよほど藪が好きなのか、見える西側の破線路を辿っていない。私は非力なのでここを伝ってみることにした。

 
 サンセットポイントの北側、野沢温泉よりの道が奥志賀高原栄線と交わる分岐が破線路の入り口で、その道向かいには広い余地があり駐車場所は十分。高倉山での汗が乾かないままスタートする。

 
 入口には「野沢組」と書かれた御影石の標柱が埋まっていた。快適な広い林道幅を進むと、地形図通りの場所で袋となっており、その東側の尾根に道形が上がっていた。この場所には高さ600mmほどの石碑が立っており、御神酒が供えられ、燈台も出来ていた。この石碑のために林道幅の道が存在するように見えた。

 
 尾根道に乗ると、掘れた道は勾配の場所に対し伝いやすいようにくねくねと切られていた。少し進路を邪魔する木々もあるが、道の存在がハッキリしており安心して伝える場所となっていた。これだけ掘られるってことは、その昔は良く歩かれた場所なのかとも思えた。もっと言うと、奥志賀林道ができる以前はこの道しかなかったのだろう。

 
 快適に進んで行くのだが、後半で道形は木々に覆われ、筋が見えるものの木々を迂回して進まねばならなかった。太い木が多く、歩かれていないのでここまで育ってしまったようだった。常緑樹なので通年で薮化している場所となる。この場所を抜けると山頂だった。

 
 山頂には人工物は無いのかと思ったら、特異なブナがあり、根を同じくして幹が20本ほど生えている個体があり、この幹の地上高3.5mほどの位置に山名板が括られていた。間違いなく積雪期に取り付けたものであろう。道形は東にさらに進んでいた。日の入らない山頂であるが、樹林間隔があり空間が広く、居心地のいい場所であった。

 
 往路を戻る。公園線が近いので時折排気音が上がってくる場所であった。帰路は薮の場所も道形を貫いて伝ってみた。屈んで潜り伝うのだが、ここくらいに短距離のアプローチの場合、そう苦にになるほどではなかった。林道幅の場所まで戻り石碑に挨拶をしてから戻って行く。

 
 分岐点に戻り、サンセットポイントで車を停め展望を楽しんだ。麓に降りたら朝風呂と十王堂の湯に浸かる。あとは蕎麦でも食べれば完璧だが、前日に全身麻酔をし手術をしたものが家に居り、寄り道はせず帰路に。






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