物見岩 1315.4m
物見山 1375.5m
2019.10.5(土)
晴れ 単独 内山牧場より 行動時間:1H21M
@内山牧場側入山口10:40→(6M)→A1290m峰10:46→(4M)→B物見岩10:50→(5M)→C内山中継所展望台10:55〜58→(18M)→D物見山10:16〜32→(29M)→E戻る12:01
@内山牧場の駐車場に停めて出発。 | 下側は少しモシャモシャしているが、概ね歩き易い登山道が続く。 | A1290m峰は展望場。 | A1290mから荒船側。 |
A1290mから物見岩。 | 物見岩の岩 | B物見岩 | C四等点 |
神津牧場への分岐。道標は牧場側に表示されているが、判読は難しい。 | 足許に読める道標がある。道はササに覆われる。 | C内山無線中継所の展望場に上がる。 | C雪を考慮した設計。 |
C展望台から南 | C西 | C北西 | C人気の内山牧場キャンプ場はテントの花。 |
北に進み車道を跨ぐ。 | D物見山。先行パーティーと同時に登頂。 | D20年ぶりに登頂。ほとんど以前のまま。 | D三角点はかなり割られてしまっている。 |
D北 | D北東 | 北側の入山口は急峻 | フェンス |
車道に出る。 | 44号の分岐に出る。 | 内山牧場側のコスモス園は最盛期。 | Eコスモス鑑賞の人で駐車場も賑わっていた。 |
金曜日は大阪から戻ったのが日が変わるような時間であった。本当は日が変わっての1:40分ほどが当初予定時間であったが、それよりは早くに帰れたのでこれでも幸いしていた。翌土曜日は通常は山へ入る日であるが、疲れビールで体と心を癒し布団に入った。そして4時頃に置きだす。ゆっくりすればいいのだが、貧乏性と病気で自然と体が山に行こうとするのだった。
どうにも体が重い。何処にしようか。頭は山に向いているが体がそれに伴わないのがこの時であった。少し前に内山牧場に行った時に見ている物見岩にしようと思いついた。犬を連れて散歩がてらに登れるだろうと考え、状況によって物見山まで縦走し周回してこようと計画した。
一人と一匹で動くのは何年ぶりになるだろうか。16年ぶりもしくは17年ぶりくらいになる。そして今回連れている犬は、この日が山デビューであった。おっとりした性格で体幹があまり山向きでないので連れてこなかったのだが、ここなら歩けるだろうと判断しての同行であった。平地を歩いていても、たまに側溝の蓋に躓くのだった。まだ子供なので骨格が出来ていないってこともある。
国道254で内山峠に向かい、道標に従い神津牧場に進み、途中から内山牧場側に左折してゆく。内山牧場の駐車場はやけに賑わっていた。コスモスの最盛期でその為であった。外気温は17℃で涼やか、下界は夏日で30℃を超えていた。
準備をし、コスモスに背を向けるように東側の散策路に入って行く。物見岩を示す道標があり判り易い道であった。下の方は少し野草が茂っているが、5分ほど我慢すると下草は気にならなくなる。緩やかに切られた道で負荷はほとんどなく、迷犬も喜んで足を出してゆく。
最初の分岐からは右の高みに上がり1290m峰に乗る。展望地で荒船山側が開けている。物見岩が展望が良くないので、ここに寄って景色を楽しむのが順当になる。物見岩側に進んで行くと、右側に大きな露岩が現れる。化石の採掘現場のような岩肌の場所であった。少し上に登りたいと思うものの、今日は一匹を伴うので諦めた。
物見岩登頂。展望の得られない高みに、ニョキっと四等点が埋まっていた。なにか標識があるかと思ったが、山名を示すそれらは皆無であった。最初の目的地に着き、ここで戻るには早すぎるので縦走を決め込む。北に降りてゆくとすぐに神津牧場への分岐点が在る。そこからの牧場への道は完全にササに埋没しているようであった。朽ちた標識が二つあり、一方は判読不能。もう一方ははっきり読めるものの、道の状態とそれがマッチしていなかった。
進む先にアンテナ塔があり、それだけかと思っていたら、その北側に展望台が出来ていた。施設の屋上に登ると屋根付きのベンチがあり、周囲の同定図まで設置してあり展望を楽しめる場所が造られていた。コンクリート構造の冷たい印象の場所であるが、上にあがると大展望が楽しめるのだった。北に進み車道を跨ぐ。向かう先に物見山が高く聳え、その高低差からは、もう戻ろうかと思ってしまったが、物見山はちょうど20年ぶりの登頂になり、区切りのいいタイミングでもあり登っておきたいと思えた。
牧場脇の登山道を登って行く。進む先から声がしてきており、先行しているパーティーが居ることが判る。迷犬を連れているので、どんな反応になるか少し気にしていた。嫌いな方だったのだろう、以前にとても嫌な顔をされたことがある。たぶん、私が愛煙者を見る顔と同じだろう。よく判る気がする(笑)。直下になりそのパーティーに追いついた。子連れでわいわいと登っており、リーダー格の男性は100リッターくらいのザックを背負っているのが見えた。この場所に不釣り合いで、このまま北に縦走してゆくのかと見えた。
物見山登頂。20年前とほとんど同じ山頂風景であった。幸いに迷犬は歓迎されお互いの緩衝材的役割となっていた。気になった大きなザックをよく見ると、その中には赤ちゃんが入っていた。最近はこんなザックがあるのだと知ることになった。しばしの歓談の後、北に進む。パーティーはピストンで戻るようであった。
北側の入山口は階段が切ってあるが、土が流れて階段の部材が障害物のようになっている。ここからは舗装路歩きとなる。配水施設を右に見て進むとゲートとなる。20年前は確かこの北からアプローチしたと記憶しているが、当時の記憶がだいぶ薄れてきていた。分岐に出て左折すると、高枝切りばさみを持った人が斜面に生えている実を採っていた。柿のように見えたが、在るのを判っているから高枝切りばさみなどを持ち込んでいるのだろう。通常はそんなものは山に持ち込まないだろうから。
てくてくと一匹と戻って行く。山栗のイガが落ちている場所があり、当然犬は除けると思って見ていたが、それらを踏んで痛そうにしていた。このドン臭さが見えていたので、これまで山に連れてこなかったのだった。これから慣れるのかどうか・・・彼の成長に期待したい。44号に出ると車通りも多くなる。内山牧場の丘の上には一面にコスモスが咲き、その中にポツポツと散策者が見えていた。
内山牧場に戻る。キャンプ場受付棟前に水道があり、迷犬に水を飲ませてから帰路につく。