坂戸山        633.7m      
                    
                                                  
                                      
   2019.5.3(金)


  晴れ    同行者あり    鳥坂神社より    行動時間:2H15M


@駐車場8:22→(9M)→A登山口7:31→(56M)→B坂戸山8:27〜40→(39M)→C一本杉9:19〜24→(14M)→D登山口9:38→(4M)→E駐車場9:42


   
@鳥坂神社北側の公的駐車場。山手側に停めた場合、利用者の停め方によっては出口が塞がれてしまう場合がある。 A鳥坂神社の脇の登山口 A鳥坂神社 尾根に乗り上げ、坂戸薬師堂。
       
桜の下に石仏が並ぶ。土嚢が敷かれ歩き易くなっている。 途中から望む坂戸山。 遊歩道との分岐。 B坂戸山。少し展望が優れない。
     
B坂戸山から金城山側。 B二等点 B大城・小城への道標。 B標識。三角点標高であり、実際の最高所は2.5mほど高い場所。
       
B最高所と社。 B西側俯瞰 北側の最上段のカタクリ 2段目のカタクリ
       
5合目の水場 沢には雪渓も残る。 C一本杉 坂戸城址
       
D登山口帰り。賑わいが衰えない。 E駐車場に戻る。できれば山手側に停めない方がいい。     




 平成から令和になり、最初の登山がしたいとリクエストがあったために、どこか適当な場所を探すことになった。ここですぐに坂戸山が頭に浮かぶ。と言うのも、平成最後に登ったネコブ山の帰りに、五十沢温泉ゆもとかん元湯を利用した。この時に応対してくれた女将が、「遊歩道経由で坂戸山に登った」と聞いて山名が擦り込まれていた。

 

 調べるとカタクリの時期がこの山の適期で、今が坂戸山のハイシーズンだと判った。混雑も予想でき、混むのは嫌いなので少しばかり悩むが、他を探すより手っ取り早く、せっかくの適期に出かけることにした。

 

 5時に家を出て、月夜野から石打丸山まで関越道に乗り西麓の現地入りする。到着して驚いたのだが、予想していた以上にハイカーが多い。登山口周辺には駐車場所が多く、そのどこもカラフルなハイカーの姿が見られた。鳥坂神社の駐車場は満車で、北側の公的駐車場へと進み停めた。この時、何も知らないので山手側に停めたのだが、下山時ちょっと問題が発生した。

 

 7:27行動開始。南に進み鳥坂神社の駐車場に行く。この周囲の民家は頻繁にハイカーが来るので大変だろう。車の開け閉め音や話し声も・・・かなりかわいそうに思ってしまった。鳥坂神社の社に拝礼してから、木の根の蔓延る斜面を駆け上がり、今度は坂戸薬師堂を参る。そしてここからの道には石像が並び、それらの表情を愛でながら登って行く。土嚢が並び、いい感じに階段状になっている。桜の植生があり、少し前にはピンク色に包まれていた場所だったよう。

 

 歩き易いのは走りやすいとも言え、ここはたくさんのトレランを楽しむ方が見られた。石仏の並びが終わると、階段状の登路が続く。歩き易く作られているので、登山靴は過剰装備な感じであった。登頂を終えて降りてくる人も多く、寺が鼻遊歩道の分岐までに20名ほどとすれ違った。遊歩道側は崩落により通行不可と貼りだされていた。ゆもとかんの女将が言っていた内容と合致する。問題なく通れるとは言っていた。すれ違った人が、後ろの御仁と親しげに会話をされていた。頻繁にここに来る人らなのだろう。

 

 登路の幅が狭まり、溶接構造の階段を過ぎるとその先が坂戸山の山頂であった。すれ違った人の多さからして、山頂も賑わっていると思ったが、10人に満たないほどの登頂者数であった。やや春霞で遠望が優れなかったが、それでも見える範囲を楽しませてもらう。この山頂は三角点標高で公にされているが、社のある場所は、そこより2.5mほど高い場所になるだろう。社を参詣し南側の三角点を拝む。ここからは金城山がまだまだ雪を纏った姿で見えていた。

 

 ここまでにカタクリの姿がなく拍子抜けであったが、その気持ちをひっくり返すほどに、北側に降りだすと紫色で地面が埋め尽くされていた。見るのが後がいいのか先がいいのか、まあ美味しいものは後にしたい方なので、今日の進み方は正解だったと思いたい。カタクリ畑と言えよう場所が3段ほどあり、各段で愛でながら撮影しながら降りてゆく。こちらから登ってくる人が多いのは、こちらの方が緩やかに登路が切られているのだった。

 

 障がい者のパーティーも見えたり、それがあってか、登路途中で堂々と小水を出している姿もあった。九十九折を降りてゆき5合目の水場になるのだが、どうにも先ほどの小水が気になった。十分距離は離れていたものの・・・。沢には雪渓が残り、それもあってかひんやりした空気が漂っていた。終止下界が見える状態で歩け、閉所感がなく快適。皆に好まれる場所ってのは、やはり展望は付きものなのだろう。

 

 一本杉で、遅れている同行者をしばし待つ。下りが苦手なので毎度のこととなる。ここで林道に乗るが、ショートカットできる道ができており、一直線に降りてゆく。一度林道に乗り、その先の分岐から再び林道を離れる。すぐ下には坂戸城址の城塁が見られ、史跡としての石碑も立っていた。坂戸神社に戻るも、まだまだ駐車場は満車に近い状態となっていた。

 

 北の駐車場に戻り、スワっと思った。駐車場には私が置いた山側と麓側、そしてその二つに挟まれた中央と三列に並べられ駐車されている。麓側は入り口からの通路の動線上なので問題なし、中央も問題なし、しかし中央にびっちり停められてしまうと、山手側に停めた車が出られないことになる。通路となっていた中央のスペースに、見ている前で停めにかかった一台が居た。「そこに停めると、こちらが出られなくなります」と告げると、「ここ通路なの?」と怪訝そう。確かに通路と決まったわけでなく、他に通路があれば停めてもいい。でも全体をよく見れば判ること。無法者も多いが、配慮のない運転手も多い。まあ登山に来た到着時に、ちょっと小言を言われるのも嫌だろう。気持ちは判るが、登山者ならよく周囲を見ようってこと。

 


 

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