稲含山        1370.3m                                                                                                                                                 

 
 
2020.3.21(土)


  晴れ     同行者あり      下仁田側登山口より往復     行動時間:1H40M


@登山口7:28→(7M)→A赤鳥居7:35→(27M)→B稲含神社8:02〜8:27→(1M)→C稲含山8:28〜34→(34M)→D駐車場9:08


   
@現在下仁田側の林道は封鎖されており、甘楽町経由で茂垣峠への登山口にアプローチする。 茂垣峠 ガイドマップに「鳥居峠」と誤記があると、「茂垣峠」に校正を促している。 A赤鳥居
       
ベンチのある休憩所からの展望はいい。 途中にこの掲示があった。登山口に表示してくれないと、連れた人はここで引き返すことになる。幸い当家の犬は括弧内に該当するのでセーフ。 B山頂に登山者が居たので、稲福神社で大休止。 Bこの日もコーヒーを淹れてのんびり。
     
C誰も居なくなったタイミングで登頂。 C酷い状態になった三角点。等級も読めない。 Cマジックで修正が入れられた同定盤。地理院の標高改訂がある前の標高が書かれているので・・・。 C少し前に伝った白髪岩側
       
C境界標柱が抜かれ落ちていた。 暑い日で、迷犬は何度も腹ばいになりクールダウンしていた。 この日は例年だと例祭がある日。新型コロナの影響で中止。 D駐車場に戻る。




 23年ぶりに群馬百名山の稲含山を目指す。長く時間が経過しているが、当時の記憶はまだ残っている。新型コロナの騒ぎの中なので、より短時間で行動しようと思い下仁田側コースを選ぶ。ただし下仁田町側からの林道は封鎖中で、甘楽町経由のアプローチしか今は選べなかった。

 
 あちこちに19号の影響を受ける県道を伝い秋畑地区に入って行く。地区からの林道も酷いことになっていると思えたが、県道ほどに傷んだ場所は無く、崩落している場所は既に修復してあった。梅ノ木地区を通過時に、林道を歩いて登っている単独女性ハイカーの姿が見られた。

 
 神ノ池公園前には既に3台の車が停まっていた。ハイカーが入山しているようだ。通常の時なら当たり前に見るそれらだが、平地での行政からの「お願い」に対し自分を含め喉に骨が引っかかっているような状態である。舗装路面が終わりダートになると対向車が1台すれ違った。もう登ってきたのだろう。そして下仁田側の駐車場に着くと、こちらにも3台既に停まっていた。排気ガスに蚋が集まり、もうこんな時期かと思わされた。

 
 7:28駐車場を出発。標柱にはこの日の例祭は新型コロナにより中止と書いてあった。祭りの日で、新型コロナが無かったらすごく賑わっただろう日なことが判った。茂垣峠に着くと、「ここは鳥居峠に非ず」と言う内容の文面が掲示してあった。林道が終わり山道に入って行く。

 
 赤鳥居の先からは階段路の九十九折が続く。他の登下山者が居ないかと、いつもより神経を使って先を見ることをしていた。前日も天気が良かったが、この日も夏日で暑かった。ベンチの場所で展望を楽しみつつ呼吸を整え後半のルートへと進んで行く。


 吊り尾根を経てフェンスの設置された場所に差し掛かると、一枚の注意書きが掲示されていた。そこには「ペットとの入山はお断りします」と書かれていた。なぜここに・・・と思ったのは言うまでもなく、そうであれば駐車場に掲示しておいて欲しかった。ただよく見ると「猟犬・認定犬は除く」とも括弧つきで書かれていた。当家の迷犬はレトリバーでありまさしく猟犬である。いったんは帰ろうと思ったが先に進むこととした。


 稲含神社に到着すると山頂からの会話の声が聞こえてきていた。ここはいったん停滞とコーヒーを淹れ大休止とした。そして先客が全て下山したところで山頂へと同行者が斥候に行き、誰も居ないことを確認し後発隊が上がって行く。


 稲含山登頂。懐かしい山頂の風景が待っていた。ただし三角点はかなり割られ痛々しい姿になっていた。同定盤は国土地理院の標高改訂前に造られたものであるため、標高が違うとばかりに黒マジックで書き換えられている。マジックが淫らであり、なにか他に方法は無いものか・・・。そもそもこの盤に標高は無くてもよかったとも思う。西側を見ると、なぜか境界標柱が抜かれた状態で置かれていた。3月28日に伝った白髪岩側の稜線が南に見える。歩いたところを眺めるのは好きであった。長居は無用なので展望を楽しんだらすぐに下山。


 フェンスの場所を降りていると、梅ノ木地区で見た単独の女性が登ってきた。かなりの健脚で間違いない。迷犬を大きく逸れさせ伏臥状態で通過を見送る。この後も何人もとすれ違うことになるが、都度道を逸れて通過を見送ることをした。それにしても、これほどここに登山者が多いとは思わなかった。赤鳥居まで降りると6名のパーティーも居り、既に20名ほどを見ていることとなった。


 林道幅を駐車場に降りて行くと、背負子を背負った腕章をつけた方が登ってこられた。氏子なんだろうと見たが、犬連れで何か言われるかと思ったが、挨拶を交わしただけですれ違った。駐車場に戻ったら、林道を跨いで黒内山側へと登って行く。最初のピークまで登ると、北東からの吹き上げの風が涼しく、しばしここで涼風を浴びる。駐車場の車は7台に増えていた。


 神ノ池公園前には、6台が停まり、バイカーやサイクリストも登ってきていた。無法と言う言葉はこの場合に適当ではないが、新型コロナ名に対する意識が薄らぎそうなほどに集っていた。中には若い女性ハイカーの姿もあり、老若男女が見られた。




 
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