障子岩山(石附山)        912m                                                                                                                                                  

 
 
2020.1.25(土)


  晴れ     単独     南東尾根から周回      行動時間:59M


@南東麓交差余地6:46→(25M)→A880m肩7:11→(7M)→B障子岩山7:18〜24→(14M)→Cののざわばし7:38〜39→(6M)→D戻る7:45


   
@南東尾根末端南に3台分ほどの交差余地がある。 尾根末端によう壁の切れた場所がある。 570m付近。たおやか。 急登が始まる。
       
最初の急登を登り切る。780mの肩。 810m付近。2回目の急登斜面。上側の白いのは露岩帯。 人工的な石垣のように見える露岩帯。 A880m肩
     
900m尾根分岐 900mからの東尾根。 900mから登ってきた側。 昭和53年の作業
       
直下 B障子岩山西側 B朽ちた絶縁テープのみが人工物。 B障子岩山でヤキソバパン
       
B障子岩山東側 障子岩山西の880m鞍部。絶縁テープが続く。 880mからの南尾根 急下降してゆく。
     
750m付近で南に降りられなくなり東側に降りてゆく。 小沢の中の落ち口。左岸側に薄い道形が見える。 C舗装林道の降り立ち、降りてきた場所を見上げる。19号で荒れてしまっている。 Cののざわばしから見る降り口
       
D戻る。




 「障子」と漢字が使われる山名は全国に多い。和紙が貼られる障子を意味しているのだとは思うが、その場所のほとんどで山名がしっくりとしない印象がある。屏風ならまだしも障子は、見える山容の何処にピントを合わせればいいのか未だに判らずにいる。自分の中で襖とか障子の事しか知らないことが原因で、もっと違う意味を持っているのかもしれない。

 
 南牧村にも障子岩山と振られた場所がある。石附山ともあり、地域での呼び名が二分している場所のよう。2019年1月に熊穴を狙った時に付近はしっかり踏査出来ていた。南麓にはイノシシを飼っている家がポツンと一軒だけある。そこから西に行き、ののざわばしの東の袂から上に登れる階段路を見ていた。杣道だとは思うが南麓からの直登コースがあるのだろうと想像できた。ここからの往復では短距離過ぎるので、南東尾根の末端から登ってののざわばしの所に降りる周回路で計画を立てた。

 
 いつものように下仁田インター西のセブンでコーヒーを仕入れてから南牧村に入って行く。下仁田では0℃近くを示していたが、谷間だからか南牧村ではプラス2℃を示していた不思議。通常は逆な感じである。寒村を進み勧能から熊倉側へと進む。碧岩への登山口を左に見たら、熊倉のバス停分岐を南牧村自然公園側へと入って行く。途中にあったティーピーテントの立つテントサイトは、19号の影響だろう酷い地形になっており無残な姿の生地が白く見えていた。ここには以前からづっと熊谷ナンバーのレガシーが置いてあるのだが、気になる放置状態であった。

 
 南東尾根の末端には交差のための余地が3台分ほどある。ここの南に集落(現在は廃墟のみ)があったので、そのための余地でもあろう。ここに停める。西には一軒家の住宅があり、準備をしていたらそこから軽四が出てきて降りて行った。挨拶をしたら返してくれたので、人嫌いでここに一軒のみで住んでいるのではないよう。その後には猟師風の車が上に登って行った。熊倉の分岐には土砂崩れで通行止めとあったが、ここより先にまだまだ進めるようであった。

 
 6:46迷犬を連れて出発する。尾根末端にはコンクリートよう壁が切れている場所があり、そこから尾根に取り付く。最初こそなだらかだが、すぐに急登が始まる。進路右の谷には堰堤が見下ろせる。少し南を巻くようにして780mの肩に乗り上げる。登ってきた尾根を見下ろすのだが、降りる場合は躊躇する勾配の斜面であった。

 
 インターバルのようななだらかな尾根を進むと、810m付近からまたまた急登となった。ここは上の方に白く露岩が見え、ここも南寄りに登って行く。あまり獣も利用しないのか、または急すぎて踏み跡が流れてしまうのか、はっきりと見える道形は乏しかった。登り切った場所が880mの肩で、ここからは緩やかに進むことができる。

 
 900mで東尾根と合わさる。東尾根も下草のない伝いやすそうな尾根筋であった。尾根を西に進むと昭和53年度の林業作業の看板が見える。一帯の杉は植えられて41年ということになるようだ。進路右側に荒船山系の突峰が望むことができた。平面距離はスタート地点から600mほど、相応にあっけなく到着してしまった。

 
 障子岩山到着。岩とあるだけに、確かに経路に岩の目立つ場所があり納得。ただし障子が良く判らないままであった。山頂には朽ちた絶縁テープが残っていた。これが唯一の人工物。急登続きで迷犬も苦闘していたようだったが、さすがにこの距離では登頂感を抱いておらず、満足しているのは私だけのようだった。ヤキソバパンを分かち合う。この休憩時に西の方でライフルの銃声がした。猟をやっているようで、なるべく西側に行かない方がいいようだ。出掛けに見た車がグループの車だったのだろう。

 
 西に下って行くと、絶縁テープの主は西から上がったようで、こちらに続いていた。880mの鞍部の少し東側から小尾根が南に下っている。林班の境なのだろう杭も見られる。急峻尾根を下って行くのだが、750m付近で降りられなくなり、南東に進んで行く。小谷の中に入り、ここで迷犬は沢を伝いだしヒヤッとさせられた。沢の先は落ち口になっており、凍っているように光っていた。そこまで判って伝っていないようであった。ここには薄い山道があり、沢を跨ぐように左岸側に薄く見えた。その左岸に行くとタイガーロープが垂れていて、その下側が前回林道から見た階段の場所であった。ここも19号の影響で荒れて階段のステップが無くなっていた。

 
 ののざわばしのところで林道に降り立ち東に戻って行く。一軒家の猪飼育場を上から覗くと、食べてしまったのか一頭も見られなかった。相変わらず一軒家には駐車されている車が多い。林業関係の企業のお宅のように見える。駐車余地に戻る。

 周回するにも、もう少し西へ進み900m峰を経由するようにした方が時間も使い面白かったかもしれない。今回は、ののざわばし北の階段の先の様子が知りたかったので下山路にしたのだが、荒廃してしまったので無いものとしてもっと西に振って山塊を楽しむのがいいだろう。

 





 
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