日の出山        902.0m       御岳山        929m         大塚山        920.2m                
           
   
        
                                  
                                 
                                                                                                      
  2021.12.4(土)


  晴れ    同行者あり     ケーブルカー利用     行動時間:4H24M


@滝本駅7:31〜55→(10M)→A御岳山駅8:05→(47M)→B日の出山8:52〜9:04→(47M)→C御岳山(神社)9:51〜10:06→(6M)→D紅葉屋10:12〜35→(25M)→E大塚山11:00〜03→(18M)→Fみたけ平11:21〜45→(10M)→G滝本駅 11:55 
                                                                                            


 
@滝本駅駐車場から見る鋼索路 @乗車時間外は閑散。 @大人往復1130円。中・大型犬往復520円。 @並ぶ。ケーブルカーの収容人数に対し、半分も乗っていなかった。
     
@往路に乗った犬は彼だけだった。 A御岳山駅から歩き出す。 関東ふれあいの道は超一級路。 途中の鳥居
   
分岐点にある水洗トイレは、この場所にして至極綺麗だった。 東雲山荘は4月〜11月まで営業。 B日の出山。東屋にライブカメラが取付けてあり、常時YouTubeで動画配信している。 B日の出山登頂
       
B東 B南 B南西 B日の出山から御岳山
     
B状態の良い三等点 参道途中のペット用水飲み場 参道は改修工事がされていた。 C犬はここまで。犬連れの場合は御岳山の最高所は踏めない。
     
C御岳山神社と C御岳山神社にもライブカメラが設置してあり、リアルタイムでYouTube内の自分の姿が見られる。(光っている左に写っている) D紅葉屋さんに立ち寄る。 D名物のくるみそば。美味しい蕎麦だった。
       
大塚山への分岐 E大塚山 E大塚山から御岳山側 E大塚山の三等点も状態がいい。
       
大塚山園地休憩所 F御岳山駅(みたけ平)に戻る。 F富士峰軒でコーヒーを頼むと茶菓子も付いてくる。ちゃんとドリップしたコーヒーを提供してくれた。 下山ケーブル内。小型犬と相席。
       
G滝本駅に戻る。




 今年もこの時期に御岳山を計画する。前年度は「おいぬさま」と知られる犬連れの聖地として出向いてみたかったので計画した。そして関わる小説も読んだので計画の背中押しともなっていた。この時に大岳山まで歩いたのだが、日の出山と大塚山を残してしまった。今回はこの2座登頂が目的。

 
 5時半に家を出て、関越道と圏央道を経て現地入りする。タイムスの駐車場は300円。滝本駅の駐車場は350円。この背景からか、タイムスの駐車場は満車だった。ただし滝本駅側は上限が1500円。タイムスは天井無し。まあ5時間も滞在しないって人の方が多いのだろう。時計は7時15分、駐車場は2割ほどしか埋まっていなかった。日差しの入らない谷地形、外気温は6であった。タイミング悪くベルが鳴り2便目が出発してゆく。次の便まで25分ほど待たねばならなかった。それにしても観光客が少ない。前年度はタイムスの駐車場側まで並んでいたのに、この日はちらりほらりとしかいない。賑わうここにもオフシーズンがあるようだった。

 
 7:55発の3番便には20名ほどしか乗客が居なかった。前回は嫌がらずに乗った迷犬だが、今回は乗ったと思ったら反対側から出ようとしていた。この手の乗り物は好きではないのだろう。ゴトンと言う音で動き出し、ケーブルの流れを補助する滑車がシンバルのような独特の音を奏でている。8分ほどで御岳山駅に到着する。外気温は5で、歩き出すと背中に朝日が当たり心地いい。

 
 講の宿内の路地で進路を迷った前年度であるが、迷った分よく判ったので、勝手知ったる道をずんずんと進んで行く。この路地であるが、下水だろうか配管工事をするようで、工事関係者が作業をされていた。観光客が少なくなった時期での作業って事だろう。御岳山は後にして、まずは日の出山へと向かう。

 
 日の出山に向かう関東ふれあいの道は、昔の峠道のような雰囲気でとても心地いい。あまり起伏が無く登山と言うより散策・散歩と言った雰囲気ではあった。こちらでも先ほどと同じような工事がされていた。向かう先にこんもりとした高みが見えている。夏場向きと言える樹林の中の道を冷え冷え進んで行く。まだすれ違いは無く静かな山歩きだった。

 
 今回の楽しみは、日の出山にあるライブカメラに映りながら、手元のスマホでYouTubeで配信される映像を見る事だった。鳥居を潜ると、少し勾配が増しここでやっと脹脛の筋肉を使う場所となる。進む先上側に建物が見えだす。その下を巻き込むように進むと分岐点で、トイレがあり音から判ることは、この場所にして水洗トイレであった。さすが東京都である。反対側の建物は東雲山荘と読める。最後の階段路を上がって行く。

 
 日の出山は見事な展望ピークであった。ソロの方が東屋に居り、ガスストーブを焚いて調理をしている。そのシューッと言う音が耳心地いい。振り返ると御岳山もしっかりと見えている。すぐさまスマホに手をかけるが、事もあろうに電波が入らない。同行者も同じで、ここでの企みは実行できない事となった。少しつながった時もあったので、タイミングや場所の問題もあるようだった。ベンチに座っていると、東側から次々とハイカーが到着した。往路を戻る。

 
 分岐まで戻り、同行者がトイレを利用する間に東雲山荘へと足を延ばす。もうやっていない施設なのかと思ったら、4月から11月までで営業していると書いてあった。ここに泊まるならば、下に降りてしまった方がいいように思うが、泊まって見る夜景は最高だろうとも思う。同行者はトイレの奇麗さを伝えてきた。

 
 帰路はすれ違いが多くなり、犬連れも見られるようになった。武蔵御岳神社の犬連れの賑わいを想像しつつ戻って行く。あちこちで工事作業しているようで、山体が工事音で包まれているようだった。参道に戻ると、観光客の声で溢れていた。人、人、人と言った感じで視界の中に人が居ない時間がない。隋身門でも敷石の工事がされており、潜っては通れず門番の目を盗むようにう回路で先に進んで行く。

 
 武蔵御岳神社到着。前年度に山頂は踏んだので、この日は同行者に山頂へ行ってもらう。犬は進入禁止になっているためだった。交代で行けばいいのだが、そこまで登頂に拘っていない同行者であり、今回は背中を押した。ベンチで休憩していると、宝物殿側で犬の吠える声が続く。何事かと見下ろすと、シュナウザーが三頭いた。吠えるのを止めようとしている風もなく至って普通の飼い主夫妻。周囲の拝観者も訝しがって見ており、それが本殿前にやってくると、周囲の人々は眉間にしわが寄るような表情となっていた。多分私もそうだったろう。そんな様子を社務所の巫女さんは遠い目で眺めていた。よくある事なのか、異例なのか、巫女さんも最近の若者なのか・・・けっこう無表情だった。

 
 次は大塚山へ向かう。参道を下り茶屋街を通過する。通過してから振り返る。この後しばらくはここには来ないだろう。一度蕎麦でも食べておくかと何軒かあるうちの一軒である紅葉屋さんに寄ってみることにした。店の外には「犬連れ可」とある。おそらく不可としてしまうと他店との競争力が無くなってしまうのだろう。ここは右へ倣えで・・・。店内に入ると、「吠えませんか、吠えなければOK」ですと店員が言った。そして奥に進もうとすると、「犬連れの方はここです」と入り口近くのカウンター形式の場所を指示される。他の人の邪魔になるからと奥を思ったが、入り口近くでは犬が思い切り通路を塞いでしまう。何だろうか、毛が抜けることを思うと、あまり奥に入れずに手前でとなっているのかもしれない。注文を伝え待っていると、柴犬を連れた方がやってきた。予約の方だったが、もう2頭のみで入り口全てを塞いでいるような感じになった。犬連れを考慮していない造りの場所に、犬連れを容認した感じ。でも、それでも、名物のくるみ蕎麦は至極美味しく、立ち寄って食べてよかったと思えた。おなかいっぱいで大塚山へと向かう。

 
 ビジターセンター下で分岐して行く。園地と書かれているからか、向かう人は多い。途中に
円塚山と言う高みがあり、大塚山の「塚」との関連性を想像する。落ち葉の堆積した歩道をガサゴソと進んで行く。御岳山側の喧騒からは完全に離れた感じであった。山頂手前に分岐があり、右に進む先には東屋が見えていた。左を登って行くと、山頂より下がった場所に、木を模したコンクリート標柱があり「大塚山」と刻まれテーブルとベンチも置かれていた。意図があって下がった位置に設置したのだろうけど、なぜだろう。

 
 大塚山登頂。山頂標識の裏にひっそりと三等点があり、気にしていないと目に入ってこない場所であった。あと、ここにも、付近一帯の山で見られるいたずら書きがあった。独特のレタリングで「山の霊」と書いてあった。毎回気味悪く見ているのだが、独特の感性の持ち主なのだろう。東側に降りて行き東屋の正体を見る。「大塚山園地休憩舎」とあった。立派な作りであったが利用者は居ないようで、ベンチは埃まみれになっていた。戻って行く。

 
 富士峰への登り口からは、ビジターセンター側には進まずにそのままみたけ平へと向かってゆく。そのみたけ平は、前年度の賑わいは無く、ベンチの多くが空いていた。トレランの集団が裸になり着替えている姿もあった。尻を出している男性に、周囲の皆が注目していた。まだ発車まで時間があったのでコーヒーを富士峰軒で求める。やけに時間がかかって出てきたところをみると、ちゃんと粉からドリップしてくれたようだった。少し特異ではあったが美味しいコーヒーで、先ほどの蕎麦に続き買って良かった至福の一杯となった。

 
 11:45発の下り便で降りて行く。大人しい小型犬といっしょになり、愛犬家同士の会話も生まれる。犬連れ可の観光地、少なからずこんな触れ合いを期待して来ているのが本音。観光地を楽しみつつ、山を楽しみつつ、いろんな犬と触れ合う。麓駅に戻ると、駐車場は満車で、下側の1000円の駐車場から登ってきている人も見られた。






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