浅間園自然遊歩道を散策し、次はここに。久しぶりのピークハントとなる。異常な暑さの夏がやっと終わるようで秋めいてきた。暑ければ標高を稼ぎ高所に行けばいいのだが、迷犬が未踏の高所はなかなか制約があり計画出来ていなかった。

　以前は車道を直下まで入れることができたが、いつからか入れなくなり駐車場が整備され、それより先は一般車通行止めとなった。それでも２０分ほどの距離なので、登山と言うより散策な感じの場所。ここは県営の施設、見える牧場スタッフは神津牧場と比べると少し違う感じがするのは気のせいか・・・。

　駐車場を東に進む。前半は車道歩きだが、後半は歩道を歩くよう指示されている。大きなカーブの場所があり、トラクターなどの場合は歩行者が見え辛いよう。秋の涼しい気候の中ではあったが、雲間から陽が射すと途端に夏のような暑さになる。誰か歩いている人が居るかと思ったが、健康的な観光客は皆無で静かに一匹と進んで行く。

　車道を渡り南進に。ここからは木陰となり涼やかに感じた。そして再び炎天下に。最後の階段路を上がり、２２年ぶりの登頂となる。以前と変わらぬ山頂風景であった。前日の雨もあ、少し雲が垂れ込めており浅間山や四阿山は望むことが出来なかった。それでも周囲の牧草地の景色がいい。おそらくは牧草地とゴルフ場が合わさって見えており、分別が出来ていないと思う。そうであっても綺麗なことは間違いなく心地いい景色であった。

　帰路はご夫妻らしき二人がすれ違う。完全に犬嫌いのようで、しっかり除けたが見るのも嫌なようで帽子を目深にかぶり直して挨拶もしてくれなかった。いやまてよ、芸能人だったのかも・・・。スタッフが大型機械の手入れをしている風景があった。相手は生き物であり、個人的な休日はあっても牧場全体での休日は無いはずである。昔からの一戸建ての宿舎が見えるが、大半が荒廃しており住んでいないようだった。それでも２棟ほど住んでいる気配があるのが見えた。ここに私の知人獣医が３年も住まいしたことがあるよう。冬は水道を出しっぱなしにしないと凍ってしまうとのことだった。昭和な建物で断熱材など無かったころの建物、厳しい冬の生活だったと聞いた。

　最後は牛の居る牧場側を通過してゆく。のんびりとしていた一頭が、いきなり走り出しこちらに寄ってきた時は、何処まで突っ込んで来るのかとドキドキした。当然のことながら迷犬に興味が在ったよう。カップルや外国人などの観光客がちらほらと居た。駐車場に戻る。

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