鬼押出四等点
1306.3
m
2025.10.11(土)
雨 単独 浅間溶岩樹形駐車場から 行動時間:1H16M
@溶岩樹形駐車場6:09→(8M)→A鬼押出し溶岩下6:17〜18→(25M)→B鬼押出四等点6:43〜49→(6M)→C北麓の谷に降りる6:55→(30M)→D戻る7:25
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| @溶岩樹形駐車場から | つくつく村前を左折し東進。奥の方に住まいする古い建物あり。 | A鬼押出し溶岩下 | A鋭利な大岩がゴロゴロしている。登れそうだが、ここからは取りつかない方がいい。 |
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| A溶岩下は道形が存在した。 | A高さ2.5mほどの大岩(溶岩)も。 | 西側から取りつくが、危険が孕む経路。岩穴、角の立った溶岩、密薮。 | B鬼押出四等点到達。溶岩の上。 |
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| B無傷の四等点 | B北西2m付近に起立した溶岩あり。 | B定員3名くらいの岩の上。 | B東側。植生の下は溶岩での穴だらけだった。 |
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| Bヤキソバパンと | Bダンダラ棒はここまで朽ちていた。 | 往路と違えて北に下る。北斜面は岩場が少なく安全通過できる。 | C北側の谷地形 |
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| C降りてきた場所を振り返る。 | 溶岩の下は、赤ペンキがされた場所がちらほら見られる。 | 実線路の延長路があり、そこから北進。 | 一帯の敷地は、この会社の所有看板が沢山見られる。 |
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| 溶岩で塚のようになった横に廃小屋。 | これは珍しい屋根型のソーラー発電施設。カラマツの落ち葉だらけだった。 | D駐車場に戻る。 |
前週の浅間北麓は、天気が良い方に外れてくれあまり降られずに遊ぶことができた。この日も全く同じような予報日で、北麓の落ち穂を拾いに行く予定とした。単純なもので、前週いい思いをしたのが摺りこまれ、今週もと思ったのだった。経路の景色がそれほどに心地よかったとも言える。
4:15に家を出て軽井沢経由で現地に向かって行く。しっかりと雨で、溶岩樹形駐車場のある一帯は、濃いガスが垂れ込めていた。これでは高度を上げても真っ白で、展望は得られないと判断できた。天気予報からは当然のように予想できることだが、現地入りしてみないと判らないことも多く、今回のようにとりあえず出向くことが多い。そして展望が無くても登ってしまうのが常。しかしこの日は別計画も用意していた。
鬼押出四等点。鬼押出しの溶岩流の止まった末端に標石が埋設してある。熊の清水四等点を経験しているので、溶岩の上にある点の難しさは身に染みている。ましてや、熊の清水と鬼押出点とを地形図上で見比べた場合、鬼押出の方がはるかにゲジゲジした絵になっている。短距離でアプローチできるが、相応にハードルが高い場所と思えた。南進計画をやめ、東進して鬼押出四等点を目指すことにした。
6:09雨具を着こみ出発。雨雲レーダーでは12時から降り始めと出ていたが、既にしっかりと降っていた。これが山の天気と言えるだろう。「つくつく村」の前まで南進したら、そこから東へ進む道に入って行く。角から250mほど進んだ先に、昭和な感じの古い建物がある。住んでいないように見えるのだが、車が置かれ室内からは明かりが見えていた。当然外見からの判断だけだが、別荘地の住宅の姿ではなくちょっと驚いた。この先には住まいしているお宅は無かった。
地形図に読める道形東端からは、さらに道が東に存在し、進んでゆくと目の前に溶岩の押し出しが現れる。ここが「鬼押出し」と呼ばれる景勝地のよう。そして押し出しの下をなぞるような道形も存在した。獣道かとも思ったが、赤ペンキでのマーキングも見え、作道された場所とも思えた。ただし今は伝う人が少ないようだった。そして先ほど溶岩とは言ったが、黒曜石のような角の立った鋭利な岩ばかり。雨が降っているから尚更そう見えたのかもしれない。
点の記からは、西側から這い上がっているのが読める。先ほどの道の末端の押し出しは迷犬が怪我をするリスクが高かったのでやめ、北に進みながら取り付けそうな場所を探す。一帯は何処も溶岩の堆積と言うか積層と言うか、岩穴もあり土があるところは植生が密になっていた。他もこんな場所なのだろうと、我慢して上がって行く。下から3mほど上がった所で、前を行く迷犬が胸から後ろを岩穴に落とし動けなくなった。犬は人間のように腕力のみで這い上がることができないことを知った。犬種に寄るかもしれないが、犬の推進力は後ろ足が肝心なようだった。寂しい顔をこちらに向け助けを乞うていた。と言っても足場が悪く踏ん張れる場所ではなかった。これが溶岩の中での一番のリスク。なんとかグリップする場所に足を置き、腰痛になりそうな体勢で引き上げる。足の抜けた迷犬はとても嬉しそうだった。飼い犬と飼い主の絆を深めるのにはプラスに働いたよう。これがあり、この後の行動はかなり慎重になった。
岩が角が立っているのと、動くものも多い。噴火からこれほど年月が経てば、既に動ききっていると思ったが、現地はそうではなかった。土が乗った場所は狭い範囲であるが、植物も生存競争があるのだろう、密生しているのだった。迷犬をやっと這い上がらせるような場所もあり、上がったのはいいが下りはどうしようと思っていた。それでもとりあえず登頂を目指す。上の大地にあがると、点の記に見える起立した岩が目に入ってきた。その手前南東位置の溶岩の上に埋設してあるようだった。
鬼押出四等点登頂。半畳ほどの場所に、無傷の四等点標石が埋設してあった。予想では熊の清水以上に厳しい場所と思っていたが、伝ってみると同等に感じられた。熊の清水は落ち葉に埋もれ掘り出したが、幸いこちらは顔を出していてくれた。地理院の白い角柱もそばに立つが、ダンダラ棒は北東側に朽ちて落ちていた。北西側のみ開けているようだが、生憎の天気で展望は全閉だった。とりあえず踏めた。短距離ではあったが、行ったり来たりルートファインディングしながらの経路だったので満足感はあった。で問題は下山。登ってきた場所を下るのは避けたい。他に無ければしょうがないとは思うが・・・。
ダメもとで北に進んでみた。すると北は、西の様子と異なり岩の間に土が乗っている場所が多かった。その下が岩穴で、足を置いたらフワッとしてドキッとした場所もあったが、それでも岩に乗って降りずに済むのは助かった。西側の岩の場所は、人間は降りられても犬には厳しかった。そして北側は人間にも犬にも優しい斜面だった。地理院の担当者もここを登ればよかったのに・・・と思ってしまった。向かう先に広く平坦な谷地形が見えてくる。もう危険個所は無い。
降り立つと、薄い獣道のような杣道のような筋があった。東に進んでゆくと、こちらにも赤ペンキが見られた。さらに東に進むと、溶岩で進路が遮られるような地形となり、ここには北から林道幅が来ていた。これは地形図の実線路で描かれている道の延長路であった。北に進んでゆく。最初の実線路と二重線路の場所を西に曲がれば良かったのだが、使われていない道で自然に還りつつあったので、そのまま北に進んでゆく。途中東側にバーベキュー舎のような屋根がたくさん見えてくる。フェンスに囲われキャンプ場でも在るのかと思ったら、それはソーラー発電のモノだった。初めて見る屋根型のモノだった。パネルの上にはカラマツの落ち葉がたくさん載っており、高木の樹林帯の中でとても効率が悪そうであった。
別荘地内の舗装路に出たら西に進み、最初の角を南に曲がる。大きく遠回りをしてしまっていた。おかげでこの別荘地の様子がよく分かった。建物こそないが、前橋の三原工業の社有地看板が沢山目に入った。この別荘地の多くの土地をこの会社が持っているようだった。もしかしたら別荘地開発に関係した企業なのかもしれない。溶岩樹形駐車場からの道が合わさる十字路を右折し西進。進む途中にはサウナ施設などが見られた。溶岩樹形駐車場の東側には犬連れで泊まれる貸別荘がある。駐車場到着。一時たりとも降り止まない中での行動だった。
