大杉丸 1168.4m
2016.10.29日(土)〜30(日)
1日目雨 2日目ガス 単独 犬越路避難小屋泊より 行動時間:1H45M
@西丹沢自然教室14:10→(23M)→A用木沢出合14:33→(104M)→B犬越路峠16:17〜翌11:02→(9M)→C大杉丸11:11〜16→(7M)→D犬越路峠11:23〜24→(58M)→E用木沢出合帰り12:22→(25M)→F西丹沢自然教室12:47
@西丹沢自然教室より雨の中をスタート | A用木沢出合。ここまで車は入れられる。 | 大堰堤前の歩道橋 | 渡渉連続。雨で滑る。 |
こちらも滑る | 傾いており滑る。 | 苔むしたのが濡れていて滑る。 | B喘ぎに喘ぎ犬越路峠到着。 |
C避難小屋泊 | C翌朝ゆっくり登り始める。 | 直下 | D大杉丸。なだらかな尾根の肩。 |
E三等点 | E北側の最高所 | F犬越路避難小屋に戻る。 | F小屋内部 |
パーティーに追いつき団体行動 | 歩道橋帰り | G用木沢出合帰り | H西丹沢自然教室前に戻る。 |
自然教室から犬越峠までは、前日の記録に併せて書いてあります。
10:30頃まで、前夜の宴に対する迎え酒をし、そろそろ下山となろうタイミングに大杉丸を目指す。
宴会をさらに続けるにもアルコールがゼロになった。メタノール燃料でもあったら、それまでも飲んでしまいそうな猛者諸氏には、ザックに非常用のメタ燃料があることは伏せておいた。次々と訪れるハイカーに対しても、避難小屋を居酒屋のままにしておくことは忍びなくなってきていた。
前日の雨に濡れた山道を登ってゆく。九十九折の場所はまだいいが、その先はヌチャヌチャした路面になっていた。前日の足の筋肉疲労と、そして肝臓の疲労を感じる登りであった。本当は檜洞丸に登る予定でもあったが、ここを少し登ってすぐ、中止にして正解と思える体調であった。周囲はガス、紅葉を楽しむには連日残念な天気であった。
大杉丸は、登りあげた屈曲点に三角点があり、そこが山頂の高みかと思ったら、そのまま北に勾配が続いている。その先に痩せた高みがあり、一応そこまで進んで山頂を踏んだこととした。ここの標高は三角点の埋設場所で拾っているようなので、実際の現地の最高所とは違うよう。通過点な場所なので、標識類は一切ない。
ガスに覆われたままなので長居の必要がないのだが、今日唯一の1座であり、降りるのが勿体なくあちこちへと足を進め山頂を堪能する。ここもシカが多いのだろう、下草がない場所が多い。下山。
滑りやすい山道を降りて行き避難小屋に戻る。既に猛者諸氏は出発した後で、本来の小屋内部の姿に戻っていた(笑)。そう遠く離れていないだろうから、後を追いかけて降りて行く。前日に牛歩状態で登った小屋下の800m間は、用木沢出合からの緩やかさから一変しての急登となっている。完全に甘く考えており、予定より1時間ほど遅れて小屋に到着したのだった。
小屋から700m付近で先行するパーティーを捉えて足を揃えて降りて行く。久しぶりのパーティー行動であるが、達者な足の持ち主ばかりが先行しているので気が抜けない。アルコールを浴びて下っているとは思えない速さでもあった。この沢は下に大堰堤があるのに魚が居るのか釣り竿を持った方の姿も見られた。木橋の場所は、前日の雨の中とは雲泥の差があり、乾いているとグリップのいい状態で渡渉が出来ていた。
用木沢出合に戻り、一列歩行から横に広がり舗装林道を降りて行く。オートキャンプ場の前日は、すごい数の利用者であったが、昼を過ぎたこの時間では、そのほとんどが出立した後の風景であった。なかにハロウィーンの格好をしている方も見られる。
西丹沢自然教室前に戻る。自然林の中に標本石が並べられ、綺麗な断面を見て学ぶことが出来るのだった。中川温泉に立ち寄り、新松田駅まで大先輩を送ってから帰路に就く。