黒仁田山  (荻山)     938.7m        
                    
                                                  
                                      

   2019.6.1(土)


  晴れ    単独   名無村より    行動時間:20M


@峠6:10→(10M)→A黒仁田山6:20〜21→(9M)→B峠6:30


   
@峠の場所まで藤岡側はコンクリート舗装されている。 尾根筋には道形がある。 手前の鞍部から南斜面へ道形が分岐していた。 A黒仁田山東から。
       
A三角点 A三等点 A西から B峠に戻る。




 スタンダール風にしたく、赤仁田山と黒仁田山を抱き合わせにしてワンデイで登ろうと思っていた。同じ西上州なので可能な距離間であったのだが、それでも梯子登山にするには現実的な距離ではなく切り離してしまった。先に赤仁田山を登ったので、今度は黒仁田山を計画する。

 

 アプローチは西の小峠からか東の無名峠からになるが、東側の実線路が車で入れるか否かで、アプローチ距離が違ってくる。入れなければ小峠からが近く、入れれば東側が断然近い。現地に行ってみての判断する部分でもあった。あと、珍名でもある名無村、実際は「ななしむら」ではなく「なしむら」らしいが、折角なら記憶に残るように、ここを経ての東側のアプローチにしてみたかった。

 

 甘楽町は秋畑地区を経て、会場地区へ上がり鮎川に沿って名無村に下って行く。いつもながら道は狭くすれ違い余地が乏しいルートと思う。外気温は11℃、鮎川の流れの音もあって涼やかだった。対向車に気を払いながら進んで行くと、名無村の枝道の入り口となった。コンクリート舗装された軽トラ御用達の林道で、強い勾配に駆動輪がスリップし、慌てて四駆に入れて登って行く。砂利や落石や倒木を想定しながら、行けるところまでと進んでみる。途中には建物があり、ここには水が引いていなかったので通常の住まいではないように判断できた。さらに登ると、墓地なども見られ、麓側ではなく山手側にも住居があった過去が見えるようであった。

 

 あまり走っている様子はないものの、その割には荒れていない林道であった。峠までは舗装が続き、甘楽町との境で途切れていた。藤岡側は南斜面で利用価値があり、甘楽側は北斜面で住まいには向いていない。舗装の有無はこの辺りからのインフラの違いだろうと思えた。峠にはUターン余地がなく。少し北に進むとUターンできる場所があった。峠に戻り、通過を邪魔しないギリギリに停めエンジンを切る。ここまで登れれば、ピストンは楽だろう。

 

 取り付きの最初は尾根の北側にあり、すぐに尾根上を伝う道形で続く。下草はほぼ皆無で、樹林間隔もあり閉所感が無い。快適も快適で、少し漕ぐ予定でいた中では拍子抜けなほどだった。山頂を前にして手前の鞍部からは、南東側に道形が降りて行っていた。ここには白い杭が打たれていた。難なく登頂。

 

 黒仁田山には白さが目立つ三等点が待っていた。人工物は他に無くすっきりとした円錐形のピークであった。居心地は悪くないが、長居する場所ではなく往路を戻って行く。人工的な音も一切聞こえず、静かな山歩きができる場所であった。

 

 峠に戻り、名無村へと降り、次に予定する東のバンバガヤ山へと向かう。



 
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