浅間山国有林四等点
1723.6
m
2025.10.18(土)
くもり 単独 舞台溶岩経由 行動時間:2H50M
@浅間橋東5:37→(14M)→A1375m付近破線路(林道)出合5:51→(18M)→B1515m付近で林道を離れる6:09→(31M)→C1675付近分岐6:40→(12M)→D浅間山国有林四等点6:52〜59→(38M)→E1600m付近林道終点(傾斜計小屋)7:37〜41→(11M)→F1515m付近分岐帰り7:52→(18M)→G1375付近分岐帰り8:10 →(17M)→H戻る8:27
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| @浅間橋東の余地から。浅間園地内は立入禁止なので車道を使いながら南へ。有料道路側は歩行禁止なので注意。 | 気象庁の道に乗る | A1375m付近。地形図の破線(林道幅)と出合う。 | B1515m付近で林道幅を離れる。林道の先は帰路に踏査。 |
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| B南に分かれる山道。マーキングが乱打。 | 1520m付近。下の舞台溶岩から上の舞台溶岩に上がってゆく。 | ロープが流されている。 | 1550m付近。上の舞台溶岩に乗る。 |
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| 一帯には、イノシシの掘り返した跡が大量にある。 | 1575m付近から、支柱にロープが掛けられ続く。 | 1575m南 | 1585m付近から |
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| 1585m付近から見る千トン岩 | 1610m付近。カラマツの紅葉が綺麗。 | 1610m付近から見る上の舞台溶岩。ゴジラが何頭も見られる。 | 1610m付近から別角度。 |
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| 1625m付近から | 1625m付近から浅間の北斜面。霜が降りたようで白い。 | 1625m付近から槍のような溶岩。 | 1635m付近から南東 |
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| 1640m付近に観測装置。小浅間山にも同じものがある。 | 1640m付近で、南進から西進に。 | 1645m付近から。 | 1645m付近の石積み(ケルン?) |
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| 1640m付近で、中低木の中入って行く。 | 1650m付近から高木の中へ。古道で間違いないだろう。 | 1665m付近。快適な道が存在する。 | C1675m付近で谷からのルートが合流。 |
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| C入山して初めて見る道標。 | 分岐上に道が続く | 途中のはしご場 | 1680m付近の観測装置。 |
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| 1680mの南。展望場。 | 1695m付近 | 1695m付近。この付近から白いロープに変わる。 | このように溶岩にロープ支点が打たれて続く。 |
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| 1715m付近。この辺りも起立している溶岩が見られる。 | 1720m付近から南 | 1720m付近でロープは西に折れる。このルートはJバンド側へと続く。 | D浅間山国有林四等点到着 |
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| D南西側から | D無傷の四等点 | D東側に木製の角柱あり | D北から |
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| D浅間山を仰ぎ見る。 | Dヤキソバパンと | D西側。バカ尾根も見える。 | D左が鋸で右が蛇骨だろう。手前に浅間岳点の尾根。 |
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| D北側 | ルート側は伐採された場所が多い。当然許可を得ているのだろう。 | 伐採された木々が西斜面に | 溶岩の間の岩穴は深く、ここで2.5mほどの深さ。落ちたら上がれないような内部だった。 |
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| 展望場帰り | 1675m付近分岐帰り | 分岐のすぐ東。ケーブルが南北に這っていた。 | 1645m付近でルートを逸れ北に。 |
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| 1590m付近。シダとシャクナゲの植生がほとんど。 | 1560m付近で林道に乗る。下らず登ってみる。 | E1600m付近で林道終点 | E終点南に観測設備が見られる。 |
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| E1615m付近。岩に覆われた小屋あり。 | 「傾斜計小屋」 | E終点地の西側にカメラ。一帯は設置個所が多い。筑波大の調査。 | F1515m付近。上の舞台へ上がってゆく分岐帰り。 |
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| 1455m付近。破線路から林道が逸れる場所。破線路側を見ているが廃道のよう。 | G1375m付近分岐帰り | 「あさまばし」ではなく「あさまはし」。 | H戻る |
浅間山北麓の林道より上部にある三角点は、残り一つになっていた。しゃくなげ園に記載されている点(1540.8)を三角点と思っていたが、地殻変動観測点で三角点ではないことが判った。これにより浅間山国有林四等点のみが未踏未達の場所だった。南東麓の棒録三等点も行ったものの拝んでいない。南麓では見出せないものがあったが、北麓では全て標石を確認できていた。
浅間山国有林点は溶岩の上に埋設された点で、前週の鬼押出点、熊の清水点同様に険しい場所に打たれた点と予想できた。アプローチを考えるのに、東からだと無積雪期は御法度。西武の所有地であり積雪期だから許させるってことでもないだろう。植生保護の観点からは冬季が許されると言うくらい。北からは、前々週同様に浅間岳点まで上がり東に進めばいいが、未踏区間があるものの同じルートをトレースするようで味気ない。そうそう、浅間岳点と浅間山国有林点間は作道されている情報も得ている。前週に北に降りて西に向くと思っていたのは大外れで、実際は東に進んでいたのだった。それはいいとして・・・。
いろいろルートを検討している中で、舞台溶岩のある北東麓に古道があることを知った。新道にも興味があるが、古道を伝うのも興味深い。先だっての八ヶ岳の信仰の道のように。あとは、北東から一本描かれている破線路が気になっていた。1580m付近が終点地となっているが、これが古道に絡んでいると考えた。天気予報は秋晴れとはならないようで、どちらかと言うと芳しくない。それでも降られないようであり決行。この日も降られれば三週連続だった。
4:15家を出る。軽井沢から峰の茶屋迄上がると9℃になった。浅間牧場まで下って左折し現地入りし、浅間橋東に駐車する。浅間園が休業していた時は広い駐車場に停めたが、営業しているのでそれは出来ない。キャンプ場もやっていることから、自動車専用道路に近接する場所では、この場所が唯一かと思える。嬬恋村の夜明け時間は5時25分。日の出時間は5時54分だった。夜明けと日の出が違うことを皆知っているだろうか。辺りはガスが垂れ込め、夜明け時間になってもどんよりと暗かった。半ごろから準備に入る。
5:37出発。師志古点の時に発見したので、その道を利用して破線路の場所まで進むことにする。ただし浅間園のサイクリングロードは立入禁止になっているので、鬼押ハイウエーへの連絡路脇を入り、サイクリングロードとハイウエーの間を進んでゆく。ここはイノシシの掘り返した跡があちこちに見られる。それほどに個体数が多いのだろう。木々越しに園地の東屋が見えたので、その東側から西に寄って行き気象庁の山道に乗る。気象庁の杭を追うように南東に進む。この進路の後半で、東側にカメラが設置されている場所があった。マーキングが沢山されているので目立つ場所ではあった。
破線路に出合う場所には、門柱のような2本の中径木がピンクのマーキングをされ立っている。自然木なのか埋められたものなのかは判らない。前回はここで林道幅を跨ぎ南東に進んだが、この日は林道に乗って西に進む。師志古点の帰路に少し伝ったので様子は判っているが、現役で車が走れる林道幅であった。この付近にも溶岩樹形が見られる場所があり、そこにはマーカーが立てられていた。この付近もイノシシが食べ物を探した跡が多い。
林道を西に進んでゆくと1510m付近でマーカーが乱打されている場所があり、山道が上の舞台溶岩に向け分かれていた。ここで林道幅から離れる。ここまでは下の舞台溶岩で、進んでゆくとすぐに上の舞台溶岩の地形が現れた。勾配のきつい場所にはロープが流されていた。そして上の舞台に乗るとカラマツの中にマーキングを伴って道が続いていた。この上の舞台にもイノシシの跡が多く、この登路のほかにイノシシが利用している道が別にあるようだった。緩斜面が続き快適に進んでゆくと、1575m付近で鉄筋製の杭が現れた。道の場所を現したもので、杭を結ぶように茶色いロープが流されていた。観光地の通路のようであり、すぐに植生保護のためと理解できる。
杭が現れた場所から先は、樹林から抜け出した格好で素晴らしく展望が良い。カラマツが黄色く紅葉し、その向こうに浅間山がデンと控えていた。その浅間山火口の右には、千トン岩がオベリスクのように見えていた。伝っている場所は平坦だが、この上の舞台溶岩の南側には、これぞ溶岩と言えようゴツゴツとした地形がある。そこが素晴らしく見栄えのする場所で、ゴジラが沢山いるようにも見え、修験者が並んで歩いているようにも見える。いろんな形の溶岩を、この世のものに形容して見るのが楽しかった。大きさも様々で、本当に槍の穂先のようなものもあり、自然美でありながら恐山などを訪れているような信心深い気持ちにもなった。そこに向かってどんどんと高度を上げて行く。
1645m付近。ごつごつとした溶岩流に手の届きそうな場所で、ルートは南進から西進に変わる。ここには、小浅間山に設置されているのと同じ、丸・三角・四角の観測装置が置かれていた。広い斜面で何もなければ迷いそうだが、相変わらずロープが続き道の場所を示していた。ゴジラが鎗が、ほんの100mほど先に見える。直下まで行ってみたいが、またの楽しみとする。たぶんゴツゴツし過ぎていて、大岩での段差や岩穴が大きく登れないだろうと思えていた。
西に少し進むと、ケルンのように岩が積まれた場所があった。この先から中低木の灌木帯になり、細い道形が続いていた。ここにもカメラが設置されていた。そして1650m付近から高木樹林帯に入るのだが、その中に明瞭な山道が存在した。これがおそらく古道なのだろう。ここで辺りをガスが巻きだした。展望が得られるのはここまでかと諦める。足許は新しく作道したものではなく、古くから使われている様子が感じられた。
高度を変えずにほぼ水平に西に進んでゆくと、途中で黒い被服のケーブルを跨ぐ。間違いなく噴火や地震に関わる通信ケーブルだろう。これを跨いですぐに谷地形との出合となり、麓からの道形が合流した。そしてここで初めて道標を見る。鬼押出溶岩と舞台溶岩を指し示していた。この標識のある場所から上にロープを伴い道が上がっている。伝って行くとアルミ梯子のある場所が現れ、上の地形にあがるとここにも丸・三角・四角の装置が設置されていた。
装置を背にするように南進する道形が在り伝うと展望場だろう場所が現れる。ここでこれまでの茶色いロープはループになり終点地が造られていた。その向こう側にはピンクのマーキングが続いていた。先ほどガスが覆っていたが、再び周囲展望が得られる状況になっていた。この付近では、西斜面に伐採された木々がかなり見られる。展望の為だろうか、国有林の場所であり許可を得ての作業だとは思うが・・・。そしてこの南側からは、白いロープが現れる。ロープの支点はステンレス製で溶岩に多数打たれていた。
1700m付近にはタイガーロープが進路を塞ぐように現れ、ここまでかと思われたがそれは、東に上がらせるルートを導くロープであった。登った先で再び南を向くのだが、1720m付近で西を向き、白いロープは長く西進して行っていた。これが前々週の浅間岳点に向かうルートだろう。ピンクのマーキングの劣化具合は前々週見たものと同じだった。ここから、踏み跡のような筋が東に向いていた。途中ですぐに有耶無耶になるが、そのまま東に進んでゆくと、向かう先に人工物が見えてきた。
浅間山国有林四等点登頂。ダンダラ棒も地理院のプラスチック柱も建ち、2mほど離れた東側にも角木柱が立っていた。最後の最後で溶岩での岩穴が多い場所が現れるが、それ以外で危険個所は無く予想外に楽に登頂した。2時間から2.5時間ほどはかかると思っていたが、1時間ちょっとで到達してしまっていた。四等点は無傷で状態はいい。周囲のカラマツが高くなってきたので遮ってはいるが、それでも展望のいい部類だろう。北側はガスに覆われていたが、それ以外の方角は望むことができた。浅間山は氷点下になったのか山肌は白く霜が降りたようになっていた。西を望むと鋸岳の手前に小尾根があり、そこが浅間岳三等点の場所であった。距離からはここからだと30分もかからないだろう。ヤキソバパンで朝食とする。
往路を戻って行く。1675m付近の標識のある分岐からは東に戻るが、進んだ先の1645m付近に腰丈の目立つ露岩が道の北側にある。北側に小尾根があり、ここで道形を離れ北に入る。隙あらば下ろうと思ったが、ゲジゲジマークの場所でなかなか降りられず北東に進む格好になった。しゃくなげがあるがさほど邪魔にはならず、下草の多くはシダ類だった。獣道もあるようだが、なにせシダ類が葉を広げて密生しているので追うのは難しかった。地形を見ながら歩きやすい場所を選び徐々に高度を下げて行く。下側に平地が見えてきたのでホッとする。難なく上の舞台から下の舞台へと降りられた。そして地形に沿って歩きやすい場所を伝うと、北東を向いてしまっていた。破線路を確認したい目的もあり、地形に逆らうように北北西に向かってみる。そして1560m付近で林道幅に乗った。
林道に乗ったが、その位置は地形図に描かれている場所とはだいぶ違っていた。迷わず上側へと伝って行く。帰路と思っていた迷犬はまた登り始めたので戸惑っていた。この林道は、1600m付近で終点となっていた。谷地形の南には上の舞台の溶岩の壁斜面が見える。先ほどすぐ上を通過してきた場所であった。終点地の南には円筒形の装置が見られる。そして見上げる1615m付近には構造物があり、手前に気象庁の看板が出ていた。溶岩の中に埋まったような施設は傾斜計と書いてあり、そこからは太いコンジットチューブが3本出てきていた。林道の目的はこの為のようで、林道もまた気象庁管轄のようだった。あとは、終点地から踏み跡が西に延びて行っていた。おそらくは標識を見ている場所から谷に降りている道と繋がっていると思われる。この終点地にもカメラが設置してあった。近づいてみると筑波大の生態調査のモノだった。一応林道幅の終点地が確認できたので帰路に。
戻って行く。1515m付近の分岐点を過ぎると、1455m付近が現在の林道が破線から逸れる場所になる。麓側から1455m付近まではトレースしているが、そこより上部はかなり南に現在の道があるのが今。この分岐点の1455m付近を確認するのだが、破線路側は道があるようには見えなかった。時季的に落ち葉が多いのでそう見えてしまったかもしれないが、そこに道形が在るだろうことが判っていても、道形は見えてこなかった。林道幅も無いことからは、元々は山道の幅しかなかったようだった。のんびりと歩いてゆくと、黒いものが林道を横切った。かなり大きい。そして次々に横切る。合計7頭のイノシシだった。まだいるようで、進路右側から唸る声が聞こえていた。こちらに気づいたようで、威嚇しながら逃げ場所を選んでいるよう。そしてドラム缶のような体躯のモノが最後に林道を横切って行った。猪突なスピードで行動しているので、個人的には熊より怖いと思っている。
1375m付近で破線路の林道幅から左折し気象庁の杭の続く道に入る。ハイウエーを通過する車両の音が、麓に降りてきたことを強く教えてくれる。最後は往路同様に藪の中を通過し浅間牧場からの道に出る。浅間橋を渡るのだが、ここは濁らず「あさまはし」と読ませるのだった。駐車余地に戻る。
振り返る。これで北麓の三角点は全て踏査できた。溶岩流の場所であり、かなり緊張を持って計画したのは事実。その結果は、三角点を探しに入る毎に、浅間北麓のすばらしさを知ることになった。展望のいい場所も多く、それが為に冬季は自然の厳しさを強く感じる場所でもあろう。溶岩はちょっと触れただけでも擦り傷になりやすい。溶岩での岩穴も多く、綺麗な場所だがリスクも多い場所かと思う。そして浅間山は活火山で噴火警戒レベルが発表されている場所。自然に逆らわないよう遊ぶのがいいだろう。


